cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

シャモニ小話 氷河に立つ

僕はかねがね「いつか氷河の上に立ちたい、氷河をさわってみたい」と思っていた。だから遠く氷河の表面に人の姿を見つけたときは、迷わずそっちに向かって進みました。そして、ずんずん進んでいくと道が切れた。下を見下ろすとたくさんの人が氷河の上にいる…

シャモニ4 メールドグラス

早朝散歩の後、シャモニの街外れから出る赤い登山電車に乗り、モンタンヴェールを目指しました。ここにはフランスで一番大きな氷河「メール・ド・グラス(Mer de Glace 氷海)」が間近に迫り、氷河に触れることができる、そういう場所。モンブランの裾野のジ…

シャモニ風景 朝

シャモニの朝です 山の上の方だけ陽が当たっています。ボソン氷河、すごい。 針峰群の刃先の間を朝日がすり抜けます 街は朝で人がいなくても、バルマの像はひたすらモンブランの山頂を指差し続ける。 街はまだ暗い。教会もまだ暗い。 アルブ川とモンブラン …

シャモニ小話 ワンダーランド

アルプスのリゾートでは登山電車やケーブルカーが老若男女問わず万人、を富士山頂より高い標高まで簡単に連れて行ってくれます。 急な斜面もモノともせず、時には岩山をくり抜きトンネルを作ってまで登山電車を通し、時には絶壁のような岩壁の頂上に一本のケ…

シャモニ風景 モンブラン

いろいろなモンブランを眺めてみます エギュイーユ・デュ・ミディからいわゆるこれが、よく知られるモンブランの姿。 バレブランシュから眺める、シャモニの裏側からみるモンブラン。だいぶ「魔の山」。 イタリア国境エルブロンネルからのモンブランとキリス…

シャモニ3 エルブロンネル

エルブロンネル(Herbronner) エギーユ・デュ・ミディから赤いテレキャビンに乗り、イタリア側の展望台、エルブロンネルへ向かいます。4人乗りのテレキャビンは3台が一組になって移動する。広大な雪原ヴァレ・ブランシュの上を、荒々しい山々の間を所々止ま…

シャモニ2 エギュイーユ・デュ・ミディ

標高1035mのシャモニの街から、2つのロープウェイを乗り継いで一気に3842mの富士山より高いところまで僕たち観光客を引き上げてくれる。 ほかのアルプスリゾートと同じく、本当なら重装備で何時間もかけて登っていかないとお目にかかれない絶景が、軽装で、…

シャモニ1 アルプスの街

シャモニ・モンブラン(Chamoix Mont-Blanc)は、その街の名前にもあるように、ヨーロッパ最高峰モンブラン(Mont-Blanc 白山 4807m)の麓の街。マッターホルンにツェルマット、アイガーにグリンデルワルトといったように、モンブランにはシャモニ。自動車は禁止…

シャモニ小話 パリ発シャモニへ

パリ・リヨン駅から夜行に乗ってシャモニへ向かいます。 僕は夜行列車に乗るときにはいつも通路側の窓から顔を出して列車の出発を待ちます。列車に乗り込み自分のコンパートメントに荷物を入れたあと、毎回儀式のようにそうしてるんです。この出発までの駅や…

シャモニ モンブラン 目次

シャモニ モンブラン(Chamonix Mont-Blanc) ヨーロッパ最高峰”モンブラン”の麓に位置し、モンブランへの観光拠点と登山の基地として世界中から人が集まります。これからしばらく、シャモニとモンブラン山群の出来事を綴ります。 cmn.hatenablog.com cmn.hate…

小話 ハドリアヌス帝のコイン

新たにローマのコインを手に入れました。といってもレプリカ(よくできた偽物)です。2000年前の本物も欲しいけど、触って観察して眺めて、多少乱雑にあつかっても気にする必要もないところがレプリカのいいところ。 このコインはハドリアヌス帝を象ったデュ…

モン・サン・ミシェル 風景 〜石の聖堂

誕生から1300年、人々を魅了し続けるモン・サン・ミシェルの姿を。 海に浮かぶ修道院。その神秘的な姿を言い表すために、人々は必死に言葉を探すのです。 人々を飲みこんだ魔の海。満ちてくる潮は馬の疾駆に喩えられ恐れられました。 「驚異」と命名された建…