cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

シエナ

シエナ10 小史

トスカーナのこの一帯はどこの街もほぼエトルリア人の集落が起源といえるようです。シエナも同じでやはり最初にこの場所に集落を開き、街に発展させていったのはエトルリア人であることは、どうも間違いない。でも、古代エジプトやギリシア、ローマの人々と…

シエナ9 小話〜パリオの話

パリオ(Palio di Siena)の話 毎年7月と8月、このカンポ広場で「パリオ」が開催される。 パリオとはシエナの地区対抗で行われるの伝統的競馬のこと。開催日7月は聖母マリアがシエナに現れたとされる7月2日、8月は聖母昇天の次の日8月16日。この二日はカンポ…

Merry Christmas!

ちょっと遅れましたが。。。。今年はほとんどクリスマス気分を味わえず。 でも子供たちが書いてくれた「サンタへの手紙」が少しほんわかした気持ちにしてくれました。 世界中に良いクリスマスが訪れますように。そして奇跡があちこちで起こりますように。 cm…

シエナ8 風景〜街を切り取る

誇り高き美しい古都シエナを切り取ります カンポ広場のマンジャの塔を見上げる 太陽を背にして聳えるマンジャの塔 プッブリコ宮殿の中庭から空を見上げる。箱庭ならぬ箱空。 シエナのドゥオモから白い筋が空に走る 街角の何気ない街灯。 シエナの街は近隣の…

シエナ6 風景〜路地とマンジャの塔

シエナの風景。路地から顔を出すマンジャの塔を。 カンポ広場のマンジャの塔を中心にしていくつもの路地が放射状に配置されています。なので、カンポ広場周辺を歩いていると、いろいろな角度からマンジャの塔のあのひょろっと高い姿を路地の先に垣間見ること…

シエナ7 風景〜カンポ広場の子供たち

カンポ広場は優しい。誰にでも、老若男女に優しい広場。 緩やかな傾斜を持った柔らかな煉瓦の床は子供達にも優しい。 同じ何かに釘付け。 今後の人生について相談中。 拝啓、孤独について ちっちゃな子がハイハイの特訓中。 見慣れない東洋人を見つけて愛想…

シエナ 5 シエナのドゥオモ 内部

白と深緑の大理石が織りなす装飾はトスカーナ地方独特のもの。 シエナのドゥオモはそれがさらに強調されているように思えます。前にも書いたように白と黒(深緑)の色はシエナの歴史の中で生まれてきた希望と苦悩だと言われています。シエナのドゥオモに代表さ…

シエナ 4 シエナのドゥオモ

シエナのドゥオモ(Duomo di Siena)はシエナでもっとも高い丘の上にたっている。それもあってシエナのくすんだオレンジ色の街にあって、白いドゥオモはとてもよく目立ちます。 マンジャの塔から眺めた時は白亜の聖堂に見えたのだけど、近くで見るドゥオモは白…

シエナ 3 マンジャの塔

マンジャの塔 (Torre del Mangia) 1348年に完成した、高さ102mの鐘撞塔。初代鐘撞男ジョバンニ・ディ・バルヅッキオ(Giovanni di Balduccio)のあだ名「マンジャグァダーニ(Mangiaguadagni)」のマンジャがそのままこの塔の名前となってしまいました。ちな…

シエナ 2 世界で一番美しい広場

カンポ広場(Il Campo / Piazza del Campo) シエナの路地を歩いてゆくと、突然ひょろ高い塔が現れ開かれた空間が広がります。 「世界でもっとも美しい」とされるカンポ広場です。 広場正面には、ちょっとコミカルな印象を受けるマンジャの塔(Torre del Mangia…

シエナ 1  街の起源

3つの丘の上に横たわるシエナの街は「荒れる海のように」といわれるほど起伏に富む地形の上にあります。外から丘に上がっていく時、街外れに立つ時にそのトスカーナの土地のうねり具合を実感することになります。 ■シエナの起源 その1 トスカーナの他の街…

シエナ 目次

「誇り高き街」 シエナ(Siena)人は自分達の街をこんな風に呼ぶそうです。 の街並みが広がるのです。 トスカーナの丘の上の古い街を目指して緑の街路樹をくぐり、ひたすら坂を上ると城壁と城門が現れます。それをくぐった時、世界で一番美しいと言われる「カ…