cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

BOL〜 ラウターブルンネン

auterbrunnen ベルナーオーバーラントの西側に氷河が削ってできたというU字渓谷が伸びています。ラウターブルンネンはその入り口に位置する村。 U字渓谷とは実に的確な呼び名で、ここは幅数百メートルの平地、その両脇は断崖絶壁という本当にU字型をした…

ドイツ〜 ボン

onn かつて西ドイツの首都だった街。 ここは世界が冷戦に包まれていた時代、1949年から1990年の間、約50年西ドイツの首都として機能した街です。ベルリンの壁が壊れて以降、首都はベルリンに移されましたが、NATO、EUといったヨーロッパの中心都市ブリュッセ…

ドイツ〜 ケルン

oln ヨーロッパの街の多くは鉄道の駅が街外れにあります。 ”街”という古くからの文化に対し”鉄道”という新しい文化が後から付け加えられた結果で、古くからの街を損なわないようにと新しい文化「鉄道の駅」は街の外におかれたのでした。 そのおかげで僕のよ…

ロマンティック街道〜 ヴュルツブルク

urzburg ロマンティック街道の北の出発点。僕のロマンティック街道の旅の終着点。 ここまで訪れたロマンティック街道の街に比べかなり都会的で新しい街と感じたけれど、この街の起源は紀元前1000年といいます。ガリア人の集落がこの街の起源です。 8世紀には…

ロマンティック街道〜 ローテンブルク2

hotenburg ob der Tauber 2 僕は人混みが嫌いだ。 でも、きれいな場所には人が集まる。世界遺産の街ともなれば世界中から人が押し寄せてくる。僕自身もその一人な訳だし、それはどうしようもない。 そんなときどうするか。 朝一番に街に出かけます。 そんな…

ロマンティック街道〜 ローテンブルク1

hotenburg ob der Tauber 1 ローテンブルクは”タウバー川そばのローテンブルク”が正式名。”中世の宝珠”とも呼ばれるこの街はその名前が示すとおりタウバー川を見下ろす丘の上に10世紀に誕生しました。以来、これまで何度かの破壊の憂き目にあいながらも現在…

ロマンティック街道〜 ランツベルク

andsberg Landsberg am Lech(ランツベルク・アム・レヒ)「レヒ川にあるランツベルク」というのがこの街の正式名称です。 12世期にここに街が起こり、レヒ川のほとりに城砦が築かれてから沢山の人が集まりました。14世期初頭のバイエルンとオーストリアの戦…

目次〜 ロマンティック街道

omantische Strasse ドイツの街並は全般的には”近代的”で日本の街と似たところがあります。でも日本と違って、ドイツの街は都市部でも歴史的な建造物が多くが保存されていて、近代的な街の中に必ずと言っていいほど古い建物が大事に保存されています。 特に…

ドイツ〜 ホーエンシュバンガウ5 小さな村

山々と平原と湖のぶつかる場所、ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城の二つの城に挟まれた場所にホーエンシュバンガウの村があります。ホーエンシュバンガウはとても小さく、村の端から端まで1kmもない。その小さな村にたくさんの人がノイシ…

ドイツ〜 ホーエンシュバンガウ2  ノイシュバンシュタイン城へ

ノイシュバンシュタイン城へ行ってみましょう。 ホーエンシュバンガウの村はノイシュバンシュタイン城の建つ岩山の、まさに麓にあるので、小さな村のどこからでも城を仰ぎ見ることが出来ます。 この写真はホーエンシュバンガウの観光案内所からの景色。 ホー…

ドイツ〜 ホーエンシュバンガウ1 プロローグ

ミュンヘンをすり抜けても、毎回も行きたくなる場所。 多分世界で一番好きな場所。 それがホーエンシュバンガウ。 南ドイツ・バイエルンのアルプスの麓、この辺一帯はシュバンガウ(白鳥の里)と呼ばれ、ここホーエンシュバンガウは中でも一番山沿いに位置す…

ミュンヘン小話 1〜 オクトーバーフェスト

ある年、ヴェネツィアからミュンヘンへいく夜行列車で僕の入った6人用コンパートメントにはヴェネツィア観光帰りのドイツ人のおばあちゃん集団とミュンヘン在住の日本人が一人。 この偶然乗り合わせて日本人の方に、ミュンヘンに着いたらでオクトーバーフェ…

ドイツ〜 ミュンヘン

初めて訪れたドイツの街がミュンヘンでした。 夜行列車で早朝にミュンヘンに着いて、眠い目をこすりながら街に出て辺りを見回したとき、周り中時計だらけで驚いたのをよく覚えています。 ミュンヘンはのべ回数で言えば今まで6回ほど訪れています。でもバイ…

ロンドン小話 〜憩いの場所

ロンドンにはのべ1週間ほど過ごしました。 そのくらい過ごしていると、なんだか居心地が良いお気に入りの場所ができます。 その1:トラファルガー広場 当時イギリスでの僕の食事事情はといえば、朝は宿B&Bでたっぷりの朝食。昼はフィッシュ&チップス、重た…

イギリスの街 〜ロンドン

イギリスの首都、イングランドの、そして大英帝国の首都ロンドン。 英国の王都であり、伝統と格式を重んじる紳士の国でありながらフーリガンの巣窟、パンクの母国、産業革命を生んだ首都、架空の物語を真剣に語るユーモアの街。 イギリスは、ロンドンはいろ…

イギリスの街 〜南部イングランドとウェールズ

■カンタベリー(Canterbury) キリスト教巡礼の街。 新石器時代の集落からスタートした街は、ローマ人によって文明化されました。ローマ教皇がイギリスへの布教を支持した6世紀に、カンタベリーを布教の拠点としたことから、ここはイギリスのキリスト教の中心…

イギリスの街 〜中部イングランド

■ヨーク(York) スコットランドはエディンバラから南下して、城壁の街ヨークに。 ここはとても歴史が古く、紀元前8000年頃から集落があったと言います。その後も古代ローマの皇帝たちがここに拠点を構えるなど、地勢上とても優位な要衝だったということでしょ…

イギリス小話 〜北海沿いにエディンバラへ

インバネスを後にスコットランドを行きます。 こんなローカル線に乗って、ゆっくりと。 海はひとつづきなのに、いろいろに名前がついている。 僕はこの時初めて北海という名前のついた海を見た。ひとつづきなのに、それでも「北海を見た」とか、「地中海を見…

イギリス小話 〜オックスフォードの違和感

僕は初めての海外旅行でイギリスに行った。EU誕生前のこと。 当時従兄弟一家がウェールズのカーディフにいたので、僕は大学の夏休みの間、いとこのところへ遊びに行ったのでした。でも、イギリスに入国してカーディフについてから、2日過ごしてすぐに、イギ…

バルセロナを歩く

紀元前6世紀ギリシア人が、その後カルタゴ(フェニキア)人がこの地に住み着いてバルキノという街を作ったのがバルセロナの始まり。昔ながらの細い路地が絡み合い、人々の熱気が絶えない旧市街、19世紀、産業革命の成功でわく中整備された洗練された新市…

バルセロナ小話 〜サルダーナ

週末、旧市街カテドラル前の広場、どこからともなく楽団が現れ演奏を始めると、さっきまでは人でごちゃごちゃだった広場にはいくつもの輪ができて、老若男女が手をつないで軽やかにステップを踏んでいる。 それぞれ買い物かごなど自分の荷物を輪の中心にまと…