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旅行の記憶と何気ない日常を

イギリス小話 〜B&B

イギリスの旅行といえば、B&B。 

ベッド&ブレックファスト(ベッドと朝ごはん)。いわゆる民泊です。

自宅の部屋を旅行者に貸す。イギリスの家は日本人からするとどこも大体小洒落たこじんまりした作りが多い。そしてイギリスのB&Bの最大の特徴は「イングリッシュブレックファスト」というイギリスの朝ごはんを振る舞う事。

100%のフレッシュジュースに始まり、焼きソーセージ、焼きトマト、卵にベーコンが乗ったプレート、シリアルと牛乳、こんがり焼きあがったトースト、最後にコーヒーか紅茶。結構なボリュームです。大体、こんな感じだけど、その土地や家庭によって少しずつ内容が変わるので、どこのB&Bに泊まるのもとても楽しかった。

 

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こちらはオックスフォードのB&B。街中のいかにもイギリスらしい小洒落た建物。

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ここはインバネスB&B。前庭が素敵な静かな民家。

 

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こちらはエディンバラで泊まったB&B。建物の左半分が1軒の家でB&Bになっている。

 

イギリス滞在中、色々なB&Bに泊まったけど、一番印象的だったのが、ここヨークで泊まったB&B。草木の庭とレンガの壁、白い窓枠が素敵な建物。義足のイギリス紳士が迎えてくれる。

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 部屋も落ち着いていて、B&Bにしては広く、ロッキング・チェアがある部屋だった。この時生まれて初めてロッキングチェアに座って、ゆらゆら過ごした。

朝ごはんは緑の庭が見えるダイニング。朝ごはんは義足の紳士が運んでくれた。

B&Bという響きは僕にとって、とても心地よくワクワクする、懐かしい旅行の匂いを思い出させてくれる。

多分今でもB&Bはイギリスにたくさんあるのだろう。僕がこの時泊まったところはもう引退しているのだろうけど、B&Bの文化はそのまま受け継がれているんだろうな。手頃に泊まれて、美味しくボリューム満点の朝ごはんを出してくれる宿。

いつかまたイギリスに行くことがあれば、またB&Bに泊まりたい。

 

 

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