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旅行の記憶と何気ない日常を

パリ小話 パリの駅

f:id:fukarinka:20201025153908j:plainフランス語で駅のことを「Gare」といいます。パリには主要な国鉄(SNCF)の駅が6つ。それぞれ行き先が違い、趣も異なる駅がパリの中心部を避けて、街を取り囲むように点在しています。

 

  • 北駅  Gare du Nord:フランス北部、イギリス、ベルギー、オランダへ
  • 東駅  Gare de l'EST:フランス東部、ドイツへ
  • サンラザール駅 Gare Saint Lazare:イル・ド・フランスやノルマンディーへ
  • モンパルナス駅 Gare Montparnasse:ブルターニュ、ロワール、ピレネー
  • リヨン駅 Gare de Lyon:プロバンスコート・ダ・ジュール、スイス、イタリアへ
  • オーステルリッツ駅 Gare d'Austerlitz:ロワール地方などフランス南西部へ

ほとんどの駅を利用したことがあるのだけど、振り返ってみると一番よく通った「北駅」の写真ばかりが残ってました。そんなわけでパリの駅、でもほぼ北駅の様子です。

 

■北駅

赤と銀、ベルギーオランダへ向かうタリス(Tharys)とTGVアトランティックと同じ車両が並んで停まってます。天井の三角屋根、鉄のアーチとガラスのレトロな駅舎と近代的なTGVのフォルムが意外と調和するんですよね。

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Gare du Nord :パリ北駅はフランス北部、ベルギー、オランダへの玄関口。またイギリスへのユーロスターの発着駅でもあります。いろいろ改修されてずいぶん綺麗になっていました。

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オランダ、ベルギーからのTharysが到着しました。僕は駅のこういう光とアングルを見つけるとつい写真に納めてしまいます。

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趣のある駅舎は1846年に開業。鉄とガラスが織りなす独特の構造美。

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古い駅舎と近代的な高速列車の景色もいいものです。

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一番奥にユーロスター、手前に紅いThalys、その手前が今回初めてお目にかかった多分国内向けのTGV北ヨーロッパ線の車両。前はアトランティックの銀の車両だったのだと思う。

男はこういう写真がたまらないのです。

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こちらは昔ながらのデザイン。フランス国鉄電気機関車。僕が子供の頃に見ていた図鑑にもこのデザインの機関車が載っていた。

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タリスとの共演。

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新しい車両もいいけどヨーロッパの駅にはこういう車両の方がしっくりきます。

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北駅を上から見渡します。北駅に限らずヨーロッパのターミナル駅は天井高く空間が気持ち良い。ちょっとレトロな構造の駅舎とユーロスターTGVなどの近代列車の共演は駅をとても華やかに演出しますね。

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北駅の入り口。これが駅ですからね。

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北駅のファサード、と書きたくなる駅の正面。エクトルギマールのメトロの入口とのコラボレーション。

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19世期の駅舎と20世紀アールヌーボーを代表するデザインの共演。

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繰り返しますが、これは駅舎です。

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■サンラザール駅

ここでモネが「サンラザール駅」を制作しました。当時は蒸気機関車がこの天井を燻らせていました。

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■モンパルナス駅

モンパルナスタワーの地下にある近代的な駅。モン・サン・ミシェルバルセロナへ行ったときに利用しました。超近代的な空間デザインでSF映画で未来の駅として何度か使用されています。

地下のホームでTGVの車両がずらり、壮観。

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ベルギーから来て、ベルギーへ帰ることが多かったので、必然的に北駅の利用回数が多くなり、残った写真もほぼ北駅という状態。デジカメの時代なら、これでもかというほどそれぞれの駅舎の様子が残っていたのだろうけど、主に旅した時代はフィルムの時代。どうしても駅は脇役となりシャッターを押すのも躊躇する、という感じでした。

 

パリの駅というのはどこも趣があり、とても絵になる場所。そして旅行の名脇役

 

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