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カエサル言葉 1  ”見たいと思う現実しか見ていない”

カエサルの言葉~

「人間誰しもすべてが見えるわけではない。多くの人は自分が見たいと思うことしか見ていない」

 ”Fere libenter homines id quod volunt creduunt”

誰でも、都合の悪いこと(見たくない現実)には目をそむけてしまいます。無意識のうちに現実の都合の悪い部分を切り取って、自分の都合の良いように頭に記憶する。「人間」といはそういう傾向が強い生き物です。

日本には「くさいものには蓋をする」という言葉があるように、見て目の前の苦労が分かりきっているようなことは、見なかったことにする、または気づかなかったことにする。これが人間世界の本質です。


紀元前1世紀のローマにおいて、カエサルだけが見たくない現実を見据えていた唯一の人物でした。当時のローマの政治を取り仕切る元老院ですら、カエサルの見ていた現実を見ることができなかった。カエサルには見えて、元老院には見えなかった現実。それは元老院の限界、「共和政国家」としてのローマの限界であり、そのローマ存続のための「帝政」への移行でした。

「人間誰しもすべてが見えるわけではない。多くの人は自分が見たいと思うことしか見ていない」この言葉はルネサンス期はじめ、時代や国、地域を超えて、人間の本質を言い表す優れた言葉として取り上げられ紹介されてきたのです。

例外なく現代、自分も周りも、この言葉から逃れることはできません。

僕自身、ふと気がつくと「都合のよい現実」しか見ていないことはよくある。

 

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