
Citta del Vaticano / ヴァチカン市国
世界最小の独立国。国としての面積は小さく人口も少ないヴァチカン市国ですが、ここは世界人口の3割を超える約24億人という世界で一番多くの信者を抱えるキリスト教の中心地、ローマ・カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂を抱える場所でもあります。
ヴァチカンは、法王庁とイタリア共和国との間に結ばれたラテラーノ条約により1929年、世界最小の独立国家となりました。

*ヴァチカン市国の表玄関サン・ピエトロ大聖堂
国土面積は0.44平方km、歩いて城壁をめぐれば国土一周にかかる時間は40分程度。東京ディズニーランド(0.51平方km)より少し小さい、ヴァチカンとはそういうサイズの国です。
「世界最小」という国土は確かに、サン・ピエトロ大聖堂の上から眺めると足元に簡単に見渡せる程度。でもちょっとホコリっぽいローマの街にあって、緑が多く整備された国土はまるで綺麗な箱庭のようです。教皇ピウス11世はこの国土を「ハンカチほどの土地」と表現したそうですが、なるほどうまい表現だと実感します。

ただこのハンカチほどの土地には独立国に必要な施設一式が詰まっています。郵便局や銀行、消防署や病院といった公共施設のほか商店や新聞社、ラジオ局も完備、また礼拝所などの宗教関係の建物と教皇や修道士たちが過ごすための庭園で構成されており、教皇専用のヘリポートもある。郵便局ではヴァチカン市国オリジナルの切手が発行され、造幣局ではヴァチカン市国発行の貨幣が作られる。

*かつてのイタリア・リラ硬貨のヴァチカン発行版(現在のユーロにもあるのかな)
約800人のヴァチカン市国民がここに住んで、日中になれば国外から国境越えてやってくる労働者を合わせて3000人もの人々がここで生活しているらしい。
ヴァチカンには労働者など事前にビザ取得して許可を受けた者以外、入国することはできません。そしてその人の出入りを厳しく取り締まるのがこのスイス人衛兵。
