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ヴァチカン美術館1

Musei Vaticani / バチカン美術館

歴代ローマ教皇のコレクションやバチカン宮殿やキリスト教関連施設に時代の巨匠たちに描かせた壁画など、ヴァチカン宮殿に散らばった作品を24の美術館として一般に公開し、それらを総称して「ヴァチカン美術館」と呼びます。

歴代教皇たちはヴァチカンの権威を、信仰だけでなく、芸術においても頂点とするため、自らコレクターとなり、パトロンとなってたくさんの作品を集め、またここヴァチカンに天才たちを招聘して作品を作らせました。その結果、ルネサンスの名だたる芸術家の多くがここヴァチカンに何らかの足跡を残し、世界でも貴重な絵画、彫刻が数多く集まることになるのでした。

歴代教皇の熱心な芸術振興のおかげで、展示室数1400、面積は5万㎡、24の施設からなる「ヴァチカン美術館」は、「世界の美術品の1/4がここにある」と言われるほど、世界一のコレクションを誇る美術館として世界に響き渡ります。

 

 

ヴァチカン美術館へは、この高い市壁の一部に設けられた美術館のゲートをくぐり、

この二重螺旋の階段を上る。

上りきったところが美術館の本当の入り口になります。

この螺旋階段は1932年にジュゼッぺ・モーモがデザインしたもの。階段は登りと下りが分離されるいわゆる二重螺旋構造になっており、入場者と退場者がすれ違うことがありません(この構造は日本では会津の「さざえ堂」が有名です)。

 

ここから、王道と言えるの古代ギリシア・ローマの彫刻を集めたピオ・クレメンティーノ、絵画館、エトルリア美術館やエジプト美術館、地図の間のような回廊のほか、馬車博物館、切手貨幣博物館といった渋めのもの、そして石碑のギャラリー、燭台のギャラリーといったものまでがここヴァチカン宮殿にあります。

Pio-Clementine / ピオ・クレメンティーノ美術館

クレメンス14世のコレクション、古代ギリシア・ローマの古典彫刻を集めた美術館。

この一角に皇帝ネロの宮殿跡から発掘され、ミケランジェロの助言で教皇が買い取ったと言われる「ラオコーン」の像がこの一角にある。

 

Pinacoteca / 絵画館

11世紀~19世紀のイタリア絵画を展示する絵画館は1932年、教皇ピウス11世によって誕生しました。

1796年のナポレオンのイタリア侵攻では、500点もの名画がフランスに持ち去られました。その20年後の1815年に、半分の約250点がフランスからイタリアに返還され、その受け皿として誕生したのがこの絵画館です。

そのコレクションはルネサンス期を中心とした、まさにイタリアを代表する芸術家の作品たち。その中でもひときわ異彩を放つ作品が、レオナルド・ダ・ビンチの「荒野の聖ヒエロニムス」。この作品についてはまた後ほどレオナルドと共に。

 

Cortile Ottagonale / 地図の間 

16世紀、教皇グレゴリウス13世が作らせた通廊。

まばゆい天井が見事なのだけど、ここが地図の間と呼ばれるゆえんは、壁に描かれたフレスコ画による40枚の地図によります。天文学者イニャーツィオ・ダンティ に作らせたイタリア、教皇領の地図が長い通廊の壁を埋め尽くしている。

 

Cortile della Pigna / ピーニャの中庭

古代エジプトギリシア、ローマ美術の博物館に囲まれた中庭。宮殿においてはベルヴェデ-レの中庭と対を成すように配置される。この二つの中庭を囲むように大小たくさんの美術館(エリア)が散らばります。

 

そしてヴァチカン美術館の地位を揺るぎないものとしたのは、教皇ユリウス2世とクレメンス7世。ヴァチカンを芸術の殿堂にするためにミケランジェロラファエロに、どこにも移動できないヴァチカン宮殿でしか見ることのできない人類の至宝を残しました。

 

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