
現代のローマではテルミニ駅の程近くにあって、鉄道でローマに到着すると最初に出迎えてくれるローマの聖堂がこのサンタ・マリア・マッジョーレ教会(Santa Maria Maggiore)です。
「真夏に雪の降った場所に教会を建てよ」
352年に夏のローマに奇跡的に雪が降ったことをきっかけに、このお告げに導かれ建てられた教会で、またの名を「サンタ・マリア・デッラ・ネーヴェ(雪の聖マリア)」というそうです。431年のエフェソス公会議によって、マリアが神の母「聖母」であることが宣言された直後に、時の教皇シクストゥス3世がこの決定を記念して「偉大な聖母マリア(サンタ・マリア・マッジョーレ)」を讃える教会として建立されました。
また、この教会は聖母マリアにささげられた最初の教会のひとつと言われ、現在ヨーロッパのあちこちにある聖母教会(サンタ・マリア・◯◯、ノートルダム、ドゥオモ。。)の起源となるのがこのサンタ・マリア・マッジョーレ教会ということになります。
ローマでキリスト教が公認されて間もない時期に建てられたとても歴史のある教会で、今に残る壮大なバシリカ様式は古代ローマのバシリカそのものを使用したとも言われます。約800年もの間完成当時の姿をとどめ続け、13世紀に前廊が付け加えられ、18世紀にファサードが完成し現在見られるような姿となりました。

ローマに行くときはテルミニ駅のそばに宿を取るのですが、朝目覚めると、この教会の鐘の音が心地よく聞こえてくるんです。朝方の乾いた街に響く鐘はとてもさわやかで心地よく、あの時の時のサンタ・マリア・マッジョーレの鐘の音は今でも耳に残っています。僕にとって「教会の鐘」とはサンタ・マリア・マッジョーレの鐘。
またいつか、あの鐘の音を聴きに行きたい。