
この日、僕は一日ハードに働いて、最終便で熊本に移動しなければならない日でした。移動中も仕事をして、飛行機の乗る直前まで仕事して、降りたらまた続きかなとげんなりして飛行機に乗り込みました。久しぶりに窓側の席を取ったのだけど、空は梅雨空、雲が空を全部覆っている。これだと、東京の夜景も見れない。残念。
離陸して間も無く、予想通りに飛行機は低い雲に入りあたりは真っ白になって何も見えなくなってしまった。外の景色は諦めて読書始めてすぐ、気がつくと飛行機は雲を抜けて外にはこんな世界が広がっていました。とても綺麗な雲海です。

熊本に向かうときは沈む太陽に向かって飛ぶことになるのですが、この日も前の方に沈んだ夕日を追いかけるように飛行機は飛び続けます。しばらくするとマジックアワーが訪れます。低い雲と高い雲に挟まれた空間に、沈む太陽に雲は照らされオレンジ色が一面に広がります。また雲は紫色に染まります。

完全に日が暮れる直前、太陽は世界をこんなに感動的な色に染めるんです。こんな幻想的な演出が起こるわずかな時間を誰かが「マジックアワー」って呼んだんです。


仕事に忙殺されて、飛行機の窓の外の梅雨空に、もう寝るしかないと思ったその瞬間、僕は窓の外に夢中になる。1日の最後に訪れたマジックアワーは勝手ながら僕へのご褒美として遠慮なくいただきました。