今日は面白い空を見ることができました。
太陽を中心に幻想的な光の輪。そして横に若干の虹色を帯びた光の鏃(やじり)。
これは太陽の前に雲のような層がある時に起こる現象で、
光の輪は「22度Halo」、光の輝点は「幻日」という名前が付けられています。22度ハロは現象そのままで味も素っ気もない。一方で「幻日」は「実物ではない太陽」ということで「幻の日」という和名になっているそうです。文字からくる不思議な感じと、「ゲンジツ」という、文字とは真逆の読み方が日本語らしい、とても秀逸な良い名前と思う次第です。
空を見ていると、時々息を呑むような景色に出会う。刻々と変化する空の景色は、あっという間に姿を変えてしまうので、見事な景色はそう長くは続かない。だから、こういう場面に出会うと、とても幸せな気分になるんです。
「とても貴重な瞬間に立ち会えた」と。