cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ルーブル美術館4 紅いルーブル

僕はルーブルの中で絵画のエリアを勝手に「紅いルーブル」と呼んでいます。 「サモトラケのニケ」のダリュの階段の向かいに広がっているフランス絵画エリアの壁が紅で、ここは作品数も大作も多く空間的に印象に残っているせいか、僕の中では「ルーブルの絵画…

ルーブル美術館3 白いルーブル

僕の中で、「ルーブルの彫刻群が展示されているスペースは白い」というイメージがある。そんなわけで、彫刻展示スペースを僕は勝手に「白いルーブル(Blanc Louvre)」と呼んでいる。 彫刻そのもののほとんどが白なので勝手に「白い」でくくってるけど、ルーブ…

ルーブル美術館 目次

ルーブル美術館(Musee du Louvre) いろいろ書き進めてきたら内容が増えてきたので、目次のページを作りました。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.comcmn.hatenablog.comcmn…

ルーブル美術館2 展示部門のはなし

ルーブル美術館の展示は、古代オリエント、古代エジプト、古代ギリシア・エトルリア・ローマ、彫刻、絵画、工芸美術、素描・版画の7つの部門に分かれています。 時代やその背景に従って、部門の繋がりもあり、それぞれが工夫して魅力的な展示を見せてくれて…

ルーブル美術館1 ガラスのピラミッド

ルネサンス様式の建物に囲まれたナポレオン広場。その中心に近代的なガラスのピラミッドがあります。「近代的なガラスの」なんですが、その形が古代の「ピラミッド」であるために不思議なほどの調和が生まれています。 1981年「グラン・ルーブル(Grand Louvr…

ルーブル美術館0 宮殿から美術館へ

1200年にパリ防衛上もっとも弱いところに築かれた砦がルーブルの建物の始まりです。最初の建物は現在のルーブルの東端クールカレと呼ばれる正方形の部分(シテ島側のポン・デ・ザールと繋がるところ)で、当時ラテン語で「ルブラ(Rubras)」と呼ばれていました…

ルーブル界隈 芸術橋 Pont des Arts

ポン・デ・ザール セーヌ川にかかる橋で、数少ない車の通れない人のための橋。木の床は優しく、歩いてとても心地よい橋。 この華奢な鉄のアーチの連続が見た目のとても繊細な印象を作ります。セーヌにかかる橋の中で最も美しく、絵になる橋だと僕は思うので…

パリ ルーブル界隈

「ルーブル」の名前はおそらく美術に興味のない人でも、どこかで聞き覚えのある響きを感じると思います。ルーブル美術館はかつて王宮だった建物を転用、進化させて今では世界最大級の美術館となっているのです。またこの周りには、ルーブルのほかにも世界屈…

パリ オペラ座 景色

オペラ座のギャラリー パレ・ガルニエの景色を切り取ってみました。 ここは大休憩室。豪華な燭台越しに王宮のような天井を見上げます。 大休憩室の両端には正方形の小さな空間、 「月のサロン(Salon de la Lune)」と「太陽のサロン(Salon du Soleil)」が…