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旅行の記憶と何気ない日常を

博物館

目次 美術館・博物館

日本語では「美術館」と「博物館」と分けて使いますが、欧米ではMuseum、Muse、Museiといった一つの言葉をつかいます。各地の美術館・博物館を紹介したものをまとめます。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn…

ルーブル美術館7 三つの至宝 ミロのヴィーナス

ルーブルの至宝 3つ目は「ミロのヴィーナス(La Vénus de Milo)」。 「アフロディーテ(Aphrodite)」がこの彫刻のルーブルにおける正式名です。「アフロディーテ」はギリシア神話の美を司る女神のことで、ローマではラテン語でVenus(ウェヌス)とよばれました…

ルーブル美術館6 3つの至宝 サモトラケのニケ

僕がルーブルの中で一番好きな作品。 ルーブルの気品あふれるダリュ階段の踊り場に展示される勝利の女神「ニケ」の像、「サモトラケのニケ(Victoire de Samothrace)」。 このサモトラケのニケは、制作年が紀元前3世紀とも紀元前2世紀とも言われ、作者は不明…

ルーブル美術館5 3つの至宝 モナ・リザ

フランス絵画部門を抜けていくと、広い部屋が現れます。背後にはベネツィアの巨匠ヴェロネーゼによるルーブル最大の絵「カナの婚礼」。とても有名な絵なのだけど、部屋に集まるほとんどの人がその反対側を向いているのがわかるでしょうか?この部屋にはイタ…

ルーブル美術館4 紅いルーブル

僕はルーブルの中で絵画のエリアを勝手に「紅いルーブル」と呼んでいます。 「サモトラケのニケ」のダリュの階段の向かいに広がっているフランス絵画エリアの壁が紅で、ここは作品数も大作も多く空間的に印象に残っているせいか、僕の中では「ルーブルの絵画…

ルーブル美術館3 白いルーブル

僕の中で、「ルーブルの彫刻群が展示されているスペースは白い」というイメージがある。そんなわけで、彫刻展示スペースを僕は勝手に「白いルーブル(Blanc Louvre)」と呼んでいる。 彫刻そのもののほとんどが白なので勝手に「白い」でくくってるけど、ルーブ…

ルーブル美術館 目次

ルーブル美術館(Musee du Louvre) いろいろ書き進めてきたら内容が増えてきたので、目次のページを作りました。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.comcmn.hatenablog.comcmn…

ルーブル美術館2 展示部門のはなし

ルーブル美術館の展示は、古代オリエント、古代エジプト、古代ギリシア・エトルリア・ローマ、彫刻、絵画、工芸美術、素描・版画の7つの部門に分かれています。 時代やその背景に従って、部門の繋がりもあり、それぞれが工夫して魅力的な展示を見せてくれて…

ルーブル美術館1 ガラスのピラミッド

ルネサンス様式の建物に囲まれたナポレオン広場。その中心に近代的なガラスのピラミッドがあります。「近代的なガラスの」なんですが、その形が古代の「ピラミッド」であるために不思議なほどの調和が生まれています。 1981年「グラン・ルーブル(Grand Louvr…

ルーブル美術館0 宮殿から美術館へ

1200年にパリ防衛上もっとも弱いところに築かれた砦がルーブルの建物の始まりです。最初の建物は現在のルーブルの東端クールカレと呼ばれる正方形の部分(シテ島側のポン・デ・ザールと繋がるところ)で、当時ラテン語で「ルブラ(Rubras)」と呼ばれていました…

エジプト小話 〜ハワード・カーター

1922年にイギリスの考古学者ハワード・カーターによってツタンカーメンの王墓が見つかりました。 王家の谷の他のファラオの墓と違い、盗掘者による被害が皆無に等しい、ほぼ手付かずのままの状態の王墓が唯一奇跡的に発見されたわけです。カーターはファラオ…

エジプト 〜エジプト考古学博物館 (カイロ博物館)

エジプト考古学博物館 (カイロ博物館)ができるまで 支配下に置きながらエジプト古来の文化を温存したローマ帝国が衰退して、エジプトがイスラム教国家になった時、古代エジプト文明は潰えて、いったん歴史から姿を消すのです。毎年のナイルの氾濫と砂漠の…

ロンドン小話 〜憧れの大英博物館

大英博物館 ヨーロッパはもちろん、アジアから中近東、アフリカまで古今東西の美術品と書籍、考古学的な遺物や硬貨、工芸品に至るまで800万点を収蔵して、常時15万点ほどを無料で公開している世界有数の博物館。 もともと医師であるハンス・スローン氏が生涯…