人物
ヨーロッパ各地を歩くとカエサルの名前があちこちでみることができるの同じように、ローマの街を歩くとベルニーニの名前をあちらこちらで見たり聞いたりすることになります。 ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini,1598-1680) ルネサンスの巨匠最後の一人のミケ…
このルネサンスの巨匠の生涯にとって、ローマとのかかわりは驚くほど少ない。 1514年レオナルド62歳のときから1516年64歳でフランスのアンボワーズに移り住むまでのわずか3年足らずをローマで過ごしただけでした。それも期間が短いだけでなく遂に仕事らしい…
ミケランジェロが初めてローマを訪れたのは1496年の初夏、22歳の時でした。ここで目にした古代ローマの彫刻や建築は、以前フィレンツェのメディチ家の庭園で得たものと同じ感動をミケランジェロに再び呼び起こしてくれたといいます。 そして生涯にわたり、ミ…
コロッセオのすぐそばにあるのが大帝コンスタンティヌスの凱旋門。 315年にコンスタンティヌス帝即位10周年と312年の戦勝(内戦で西方正帝マクセンティウスを破った)を記念して、元老院とローマ市民が建ててコンスタンティヌスに寄贈たものです。 それはコロ…
「クマ殺し」の異名を持つ空手家をご存知でしょうか? ウィリー・ウィリアムス(1951年生まれのアメリカ人)という極真空手の達人が映画で大きなクマとの戦いを披露した(らしい)。1980年には最強の格闘技は何なのか?を決するためにプロレスのアントニオ猪木…
現サンタンジェロ城(ハドリアヌス霊廟)には五賢帝の5人目の皇帝マルクス・アウレリウスも埋葬されています。今回は皇帝マルクス・アウレリウスのお話です。 皇帝になるずっと以前から、マルクス・アウレリウスはギリシア哲学に傾倒します。中でも自然の中…
映画「ローマの休日」のクライマックスとなるのが、現在ではサンタンジェロ城と呼ばれるここ、ハドリアヌス霊廟です。この場所がアン王女の「希望」の最後の場所となるのでした。記者のジョー、カメラマンのアーヴィンと共にサンタンジェロ城の前の桟橋で、…
オードリー・ヘプバーン主演、初の映画出演で最高傑作である映画「ローマの休日」はスペイン広場周辺もたくさん登場します。 トレヴィの泉の美容院で髪をバッサリ切ったあと、アン王女(オードリー・ヘプバーン)はコンドッティ通りのショーウィンドウにショ…
今回紹介するのは、おそらく僕が一番長く一緒に仕事をした上司のお話。 僕の会社の事業部は、誰もが知ってる製品を手がけ、その分野では世界一と言われる技術を持っていました。その中でも僕の所属する部隊は、世界的にも希少な技術分野でカッパさんのような…
フォロ・ロマーノのど真ん中に現在まで残っている神殿、その名前となっている「アントニヌス・ピウスとファウスティナ」。今回はこの夫婦のお話です。 古代ローマ史上最も平和な時代だった五賢帝の世紀。その中でも優れた皇帝として特筆されるのが、トライア…
カエサルはアウグストゥスにとっては母の従兄弟=大叔父に当たります。寛容を旨として、誰とでも気さくに接し、ユーモアを絶やさない、ハゲの女ったらしで、エピキュリアン(快楽主義者)を貫いたカエサルに対して、アウグストゥスはといえば、真面目一徹。 風…
トレヴィの泉につながるヴィルゴ水道をローマに引いたのは、アグリッパという人物。 アグリッパがヴィルゴ水道を引かなければトレヴィの泉は存在しなかったかもしれません。それ以前にアグリッパがいなかったら、ローマ帝国の歴史はなかったかもしれません、…
僕が出会ったとても印象深い人物、天才的エンジニアであり、僕のかつての師匠であった人のお話です。 それは僕が30歳にさしかかるころ。エンジニアとして先にも後にも「この人を追い越すことはできそうもない」と思っていた通称カッパさん。 年齢は3つ先輩…
皇帝ハドリアヌス(在位117〜138年 CAESAR PVBLIVS AELIVS TRAIANVS HADRIANVS AVGVSTVS) 2000年ほど前の今日(138年7月10日)に皇帝ハドリアヌスが息を引き取りました。 五賢帝三人目の皇帝で、若い頃からギリシア文明に精通した文化人であり、政治、軍事か…
ローマ史上「全盛期」と言われる期間、その最初を担ったのが皇帝トライアヌス(CAESAR MARCVS VLPIVS NERVA TRAIANVS AVGVSTVS)。 トライアヌスはヒスパニア(現スペイン)属州に生まれた史上初めての属州生まれの皇帝となりました。生まれなんぞどこだって、…
皇帝ティトゥス(TITVS FLAVIVS CAESAR VESPASIANVS AVGVSTVS)はフラヴィウス朝2代目の皇帝として、紀元79年に即位します。ところが、その即位とほぼ同時にヴェスヴィオ火山の噴火、ローマの大火、疫病という未曾有の災害に見舞われ、逃げることなく対策に挑…
コロッセオの落成式が行われたのが紀元後80年。そこに至るまでには様々な紆余曲折がローマにはありました。 カエサルが帝政ローマをグランドデザインして、その後を継いだアウグストゥスがローマ帝国とパクスロマーナを完成させ、アウグストゥスはカエサルの…
カエサル18歳の時、スッラはカエサルの命を奪おうとしていた。 カエサルの叔父にあたるマリウスは政敵スッラの関係者を一掃しようと粛正を行った。そしてマリウスが死んだ後、スッラは逆にマリウスの関係者を完全消滅をしようとした。半ば感情的に殺戮を行っ…
カエサルの略暦。カエサルの生涯は後半に行けば行くほど濃くなっていきます。人生の経歴としてはカエサルはとてもスロースターターです。20代で軍功を挙げて当時すでに最高の栄誉を受けた三頭政治の一角、ポンペイウスとは対照的です。 しかし、後世の人々は…
ヨーロッパの人は3月15日(ラテン語でIdus Martiae)というと、それが何を意味するのかほとんどの人が知っているといいます。日本で3月15日といえば中学や高校の卒業式?と連想しますが、ヨーロッパで3月15日といえば、それはユリウス・カエサルが暗殺された日…
寛容を旨とするローマ人が唯一完膚無きまで叩き潰した国があります。当時強大な経済大国として地中海に君臨したカルタゴ(現在のチュニジア)です。 歴史上ポエニ戦役と言われるローマとカルタゴの戦争では先の2度の戦役でローマがカルタゴに勝ち、講和を結ん…
ガイウス・ユリウス・カエサル(Gaius Iulius Caesar BC100-BC44) カエサルとはなんであったのか?をカエサルを知りたかった僕が、カエサルをこれから知りたい人のために、いやかつての自分に向けて、まとめてみたいと思います。 指導者の資質~イタリアの高…
これから"cafe mare nostrum"は「ローマ」へ進んでいくのだけど、そこで触れたい人物がいます。それは、 ユリウス・カエサル(Gaius Iulius Caesar)。 古代ローマ(ヨーロッパ世界)の英雄であると同時に、歴史的にも地勢的にも広く長く人類史に影響を及ぼし…
ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei) ピサに生まれ、ピサで育ち、ピサで学び、ピサで教鞭を振るった生粋のピサ人。 科学革命を起こした四人の科学者、コペルニクス、ケプラー、ニュートンと共に名を連ねる、だれもが名前を知っているピサの人、ガリレオ・ガ…
以前、イギリスの投稿をしたときに、ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford upon Avon)に少しだけ触れたのだけど、ヴェローナで改めてシェイクスピアに触れて、もうちょっと詳しくこの街に触れようと思いました。 シェイクスピアはこの街で1564年…
カエサル=シーザー(Caesar)、ロメオ=ロミオ(Romeo)、ジュリエッタ=ジュリエット(Juliet)。 イタリア語、ラテン語が起源のもので、英語になって日本に入ってくるものが今までもいろいろありますが、シェイクスピアによる「ロミオとジュリエット」はイタリ…
ミラノとレオナルド・ダ・ビンチ Milano e Leonardo Da Vinc レオナルドとミラノの関わりは1471年、レオナルドが19歳のときから始まります。その年、ルドヴィコ・イル・モーロがフィレンツェ共和国を訪れ、フィレンツェでは歓迎の宴が催されました。それを取…
登山の対象としてのモンブラン(Mont-blanc 4807m)は、エギュイーユ・デュ・ミディを起点に標高差1000mほどの登山行で登頂可能であり、そのスジでは比較的難易度の高くない山とされていると言います。そんな手軽な「ヨーロッパ最高峰」に年間2万人もの登山者…
新たにローマのコインを手に入れました。といってもレプリカ(よくできた偽物)です。2000年前の本物も欲しいけど、触って観察して眺めて、多少乱雑にあつかっても気にする必要もないところがレプリカのいいところ。 このコインはハドリアヌス帝を象ったデュ…
ラ・メール・プーラール(La Mère Poulard)はモン・サン・ミシェルに入ってすぐ王の門の手前にあるホテル・レストラン。名物のオムレツがとても有名です。 ラ・メール・プーラールの発祥は19世紀に遡ります。 15世紀からモン・サン・ミシェルは牢獄として使用…