cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

空と雲と ある一日

この日は朝から風が強く、風の強い日というのは空の様子から目が離せません。こう言う日の空は、ちょっとした隙にびっくりするような、息を飲むような姿を見せてくれるからです。そしてその姿はほんの一瞬で変わっていってしまう。 この日の昼休み、すこし港…

コロンナ広場

パンテオンから300mほど離れた場所に「コロンナ広場(Piazza Colonna)」があります。コロンナ(Colonna)とは「記念柱」のことで、ここには五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウス(CAESAR MARCVS AVRELIVS ANTONINVS AVGVSTVS)の戦勝を記念して作られた美しい…

小話 小さな訪問者

先日僕の会社に、小さな訪問者が現れた。 地上14階のオフィスに何故か、羽の色と模様がとても綺麗な蛾(が)。どうやってここまできたのか分からない。蛾だけど、放っておこう。せっかくこんなとこまで来たんだから、どうぞごゆっくり、好きなようにお過ごしく…

古代ローマ小話 暴君ではなかった暴君たち

コロッセオの落成式が行われたのが紀元後80年。そこに至るまでには様々な紆余曲折がローマにはありました。 カエサルが帝政ローマをグランドデザインして、その後を継いだアウグストゥスがローマ帝国とパクスロマーナを完成させ、アウグストゥスはカエサルの…

小話 バラのまつり

僕の街はバラの街。最寄の駅前はバラの花壇が線路に沿うように配置され、ちょうどバラの花が咲き乱れている。そして近くの公園では、「ばらまつり」が開催されていた。僕自身ばらまつりのバラを見に行ったのは三年ぶりになる。 この土日にばらまつりは開催さ…

ナヴォナ広場 不思議な形

ナヴォナ広場のこの不思議な細長い形、その理由はかつてここが戦車競技場(スタジウム / Studium)だったことによるものです。ここはかつて「ドミティアヌス競技場(Stadium Domitiani)」と呼ばれていました。 この競技場はもともとはカエサルが計画し、アウグ…

空と雲と 妖精と

今日は朝から風の強い一日でした。 どんよりした曇り空の一日と思いきや、夕方にさしかかる頃に空を見上げると、厚い雲はどこかへ去り、すっかり青空が広がっていることに気づきました。しかも北側の空には面白い雲がたくさん浮かんでいることがわかり、一気…

ナヴォナ広場 美しい広場

数あるローマの広場の中で、もっとも美しいと思われるのがここ「ナヴォナ広場(Piazza Navona)」。 パンテオンから300mほどの距離にある美しい広場です。 細長い広場はバロックの建物で囲まれ、3つの見事な噴水がバランスよく配置されています。写真の細長い…