cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

世界遺産

フィレンツェ7 ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿 / Palazzo Vecchio 現在フィレンツェ市庁舎として使われるヴェッキオ宮殿。外観は堅牢で威圧的。それはまるで要塞のごとく花の都の市庁舎としてはイメージがそぐわない、と思っていたら、最初は修道院長の邸宅兼要塞として1294年に工事が始ま…

フィレンツェ6 シニョーリア広場

シニョーリア広場 (Piazza della Signoria) ここは政庁舎(シニョーリア)のある広場として13-14世紀に作られました。昔も今もフィレンツェの政治の中心です。また、ここはローマの街フロレンティア(Flōrentia)だったころからフォロ(Foro)として政治の中心であ…

フィレンツェ 風景〜ドゥオモ広場

フィレンツェの精神の中心ドゥオモ広場の景色を少々。 夕日を浴びて薄くオレンジ色に染まるサンタ・マリア・デル・フィオーレです。 14世紀に完成したジョット鐘楼と、19世紀に完成したドゥオモのファサード。500年の時を経て調和します。 朝日に輝くサンタ…

フィレンツェ5 ジョットの鐘楼

ジョット鐘楼(Campanile di Giotto) 一見するとサンタ・マリア・デル・フィオーレと一体化した鐘楼のようにみえるのですが、独立した建築となっています。高さ84m、大聖堂のファサードと同じく色大理石の装飾で覆われた鐘楼です。この鐘楼建設を最初に指揮し…

フィレンツェ4 フィレンツェのドゥオモ

フィレンツェのドゥオモ(Santa Maria del Fiore 花の聖母聖堂) ヨーロッパではじめてのオレンジ色のクーポラ(ドーム,円屋根)は、今も昔もフィレンツェのシンボルとして、とてもよく空に映えます。旅から戻ってくるフィレンツェ人には故郷が近くであること…

フィレンツェ小話 天国の門と地獄の門

フィレンツェのサン・ジョバンニ洗礼堂の東の扉にあるのは1492年完成のロレンツォ・ギベルティ(Lorenzo Ghiberti 1378-1455)による初期ルネサンスの傑作。以降のミケランジェロ初め以降の芸術家にたくさんのインスピレーションを与えてきました。 この扉は…

フィレンツェ3 サンジョバンニ洗礼堂

サン・ジョバンニ洗礼堂(Battistero S.Giovanni) 紀元前1世紀、共和政ローマの時代にこの場所には軍神マルスの神殿が置かれていて、遠く2000年前からここはフィレンツェの中心でした。その後4世紀頃にはここに洗礼堂が置かれ、フィレンツェ人は生まれると必…

フィレンツェ2 ドゥオモ広場

昔も今も、フィレンツェへ旅する人々はドゥオモのクーポラを見ることでフィレンツェに到着したことを知り、安堵したといいます。そして僕自身もこの遠くからもはっきり見える、圧倒的な存在感がありながらとてつもない優しさを放つ、ブルネレスキのクーポラ…

フィレンツェ小話 レオナルドとS.M.N.

レオナルドは「モナリザ」をここサンタ・マリア・ノヴェッラの法皇の間で描き始めます。後に人類の至宝と呼ばれる「モナリザ」が、なぜここサンタ・マリア・ノヴェッラで描かれることになったのか、モナリザ誕生の舞台を辿ってみます。 法皇の間 1431年にロ…

フィレンツェ 1 S.M.N.

大きなドゥオモのクーポラを横目に列車が止まるとそこはFirenze S.M.N.駅。 花の都の駅にしては近代的で味気ない、というのが正直な感想でした。大体ヨーロッパの他の国の場合、駅の名前というのは〇〇中央駅とか、南駅、北駅といった方角を駅名にくっつけて…

フィレンツェ 目次

フィレンツェ(Firenze) ルネサンス発祥の地。ある一時期に驚くほど多くの天才たちが集まり、活躍した街。 歩いて回れるほどの小さな街に、ルネサンスの天才たちが残した遺産が散らばります。まるで街そのものが美術館のようなフィレンツェを歩きます。 cmn.h…

明けましておめでとうございます

2022年 新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com

シエナ9 小話〜パリオの話

パリオ(Palio di Siena)の話 毎年7月と8月、このカンポ広場で「パリオ」が開催される。 パリオとはシエナの地区対抗で行われるの伝統的競馬のこと。開催日7月は聖母マリアがシエナに現れたとされる7月2日、8月は聖母昇天の次の日8月16日。この二日はカンポ…

Merry Christmas!

ちょっと遅れましたが。。。。今年はほとんどクリスマス気分を味わえず。 でも子供たちが書いてくれた「サンタへの手紙」が少しほんわかした気持ちにしてくれました。 世界中に良いクリスマスが訪れますように。そして奇跡があちこちで起こりますように。 cm…

シエナ8 風景〜街を切り取る

誇り高き美しい古都シエナを切り取ります カンポ広場のマンジャの塔を見上げる 太陽を背にして聳えるマンジャの塔 プッブリコ宮殿の中庭から空を見上げる。箱庭ならぬ箱空。 シエナのドゥオモから白い筋が空に走る 街角の何気ない街灯。 シエナの街は近隣の…

シエナ6 風景〜路地とマンジャの塔

シエナの風景。路地から顔を出すマンジャの塔を。 カンポ広場のマンジャの塔を中心にしていくつもの路地が放射状に配置されています。なので、カンポ広場周辺を歩いていると、いろいろな角度からマンジャの塔のあのひょろっと高い姿を路地の先に垣間見ること…

シエナ7 風景〜カンポ広場の子供たち

カンポ広場は優しい。誰にでも、老若男女に優しい広場。 緩やかな傾斜を持った柔らかな煉瓦の床は子供達にも優しい。 同じ何かに釘付け。 今後の人生について相談中。 拝啓、孤独について ちっちゃな子がハイハイの特訓中。 見慣れない東洋人を見つけて愛想…

シエナ 5 シエナのドゥオモ 内部

白と深緑の大理石が織りなす装飾はトスカーナ地方独特のもの。 シエナのドゥオモはそれがさらに強調されているように思えます。前にも書いたように白と黒(深緑)の色はシエナの歴史の中で生まれてきた希望と苦悩だと言われています。シエナのドゥオモに代表さ…

シエナ 4 シエナのドゥオモ

シエナのドゥオモ(Duomo di Siena)はシエナでもっとも高い丘の上にたっている。それもあってシエナのくすんだオレンジ色の街にあって、白いドゥオモはとてもよく目立ちます。 マンジャの塔から眺めた時は白亜の聖堂に見えたのだけど、近くで見るドゥオモは白…

シエナ 3 マンジャの塔

マンジャの塔 (Torre del Mangia) 1348年に完成した、高さ102mの鐘撞塔。初代鐘撞男ジョバンニ・ディ・バルヅッキオ(Giovanni di Balduccio)のあだ名「マンジャグァダーニ(Mangiaguadagni)」のマンジャがそのままこの塔の名前となってしまいました。ちな…

シエナ 2 世界で一番美しい広場

カンポ広場(Il Campo / Piazza del Campo) シエナの路地を歩いてゆくと、突然ひょろ高い塔が現れ開かれた空間が広がります。 「世界でもっとも美しい」とされるカンポ広場です。 広場正面には、ちょっとコミカルな印象を受けるマンジャの塔(Torre del Mangia…

シエナ 1  街の起源

3つの丘の上に横たわるシエナの街は「荒れる海のように」といわれるほど起伏に富む地形の上にあります。外から丘に上がっていく時、街外れに立つ時にそのトスカーナの土地のうねり具合を実感することになります。 ■シエナの起源 その1 トスカーナの他の街…

シエナ 目次

「誇り高き街」 シエナ(Siena)人は自分達の街をこんな風に呼ぶそうです。 の街並みが広がるのです。 トスカーナの丘の上の古い街を目指して緑の街路樹をくぐり、ひたすら坂を上ると城壁と城門が現れます。それをくぐった時、世界で一番美しいと言われる「カ…

ピサ小話 ピサ回想

僕はピサを2度訪れました。最初は車で、2度目は鉄道で。 最初のピサは、イギリス在住の従兄弟家族と一緒に、というか僕が家族旅行に便乗する形で車でのヨーロッパ縦断の途中でした。車で直接「奇跡の広場」へ到着して、広場を歩き、斜塔を見て驚いて、そのま…

ピサ小話 気持ちはわかるけど

Capisco i tuoi sentimenti, però.... この奇跡の広場には、奇跡の斜塔を見るために国籍年齢問わず大勢の人が来る。大抵の人は節度を持って奇跡の広場保護のためのルールは守るのですが、中にはそのルールを無視する人たちがいるのです。 この広場の特徴の一…

ピサ4 風景

ピサで切り取った風景を この日、青空と雲がとても綺麗で、白亜の斜塔がとてもよく映えました。 ここを訪れる人は、大抵こうして手を腰に斜塔を見上げるんです。 当時もっとも美しいと讃えられたピサ・ロマネスクの建築美。そしてドゥオモの垂直な壁面と斜塔…

ピサ3 ピサの斜塔

ピサの斜塔(Torre di Pisa, Campanile del Duomo ) この広場の「奇跡」を決定づけた建物です。 斜塔自体は、鐘楼として作られた、Duomo広場の重要な建物の一つ。Duomo広場はピサ・ロマネスク様式の建築群が有機的には配置された特別な空間である、というだけ…

ピサ 2 ドゥオモ広場

ドゥオモ広場(P.za del Duomo) 「なんてきれいなところだろう・・」 斜塔を目当てに訪ねたドゥオモ広場だったのだけど、初めてこの広場に足を踏み入れた瞬間、緑の芝生に白い建物が点在するこの空間の虜になってしまいました。 ピサ・ロマネスク様式の粋と、…

ピサ1 ピサの街

ピサの街の起源はルッカと同じくエトルリア人と言われていますが、ほかにも諸説あり学術的にはちゃんと立証はされていないようです。起源はさておき、この街を飛躍的に発展させたのはローマ人。紀元前180年には植民地ポルトゥス・ピサヌス(Portus Pisanus)と…

ピサ 目次

ピサ(Pisa)といえばなんと言っても斜塔。この世にも不思議な鐘楼のおかげでピサの街には大勢の観光客が訪れます。そこで斜塔を目当てに訪れた人々はドゥオモ広場の「奇跡」と言われる美しさに目を奪われるのです。 また、ガリレオ・ガリレイが学生として、そ…