cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

あの日のスペイン広場 2

あの日のローマは朝からとっても不安定な空模様。ざあーっと豪雨になって雷がゴロゴロ鳴ったかと思えば、パーっと日が刺して虹ができる、そしてまたゴーっと雨が降る。あの日のローマ周辺はほぼ一日そんな天気でした。なのであの日、1日中傘を出したりしまったりとても慌ただしい日となったのでした。

スペイン階段、スペイン広場というと特徴的な特徴的なトリニタ・ディ・モンティ教会と椰子の木のおかげで「灼熱の太陽の南国」みたいな、いつもいい天気と言う勝手なイメージがあったのだけど、雨のスペイン広場と言うのもなかなか風情があっていいものです。

いつもなら多分もう観光客で大賑わいの時間だと思うのだけど、この日のスペイン広場は今まで見たことも無いくらい人がまばらです。

さっきまでの豪雨は一旦なりをひそめ、この時は雨はポツポツ程度でした。滑りやすくなった石のスペイン階段を用心しながら登り、トリニタ・デイ・モンティ教会を目指します。その途中でちょいと振り返って、そこから階段やベルニーニの噴水、それにつづくコンドッティ通りを見下ろしてみると気持ち良いくらいに人が少ない。

夏のローマは強烈な日差しに遺跡もルネサンスの建物もカラッカラと言う勝手なイメージがあったので、今目の前にしているスペイン広場やスペイン階段のような雨に湿ったローマの街はなんかこう特別で、ローマに雨が降るとこうまで景色が変わるものかと感心してしまいました。

 

スペイン階段の一番上で雨のローマの街を眺めていたら、急にまた雨足が強くなってきて豪雨となりました。折り畳み傘はさしているけど役に立っているやらいないやら。。。

こんなスペイン広場を満喫して、僕はこのあと地下鉄に乗り、テルミニ駅からさらに鉄道を乗り換えて、丘の上の街オルヴィエトに出かけたのでした。

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