cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴェネツィア 4 風景〜サン・マルコ広場「昼」

昼間のサンマルコ広場の様子 観光客の数もさることながら、鳩の数はまた想像を絶するものがあります。 広場を歩くとまるで鳩の海、または鳩の雲の中を行くが如く。鳩の群れを引き連れて進むような、踏んづけてしまうのではないかと心配もしながら広場を行く…

ヴェネツィア 3 サン・マルコ広場

サン・マルコ広場(Piazza San Marco) ヴェネツィアでPiazza(広場)と呼ばれるのはサン・マルコ広場だけ。 正面にヴェネツィアの象徴「有翼のライオン」と「聖テオドーロ」の二つの円柱(Colonne di San Marco e San Todaro )が立ち、ヴェネツィアを訪れた人を…

ヴェネツィア 2 海の玄関口(サンマルコ広場)

かつてのヴェネツィア共和国の玄関口はサンマルコ広場でした。ヴェネツィアを訪れる外国人は、海から必ずここに上陸したそうです。 ローマ人の物語の著者塩野七生さん曰く「ヴェネツィアを訪れるなら船に限る」。海から眺めるヴェネツィアと徐々にせまるサン…

ヴェネツィア 1 大運河

大運河(カナル・グランデ/Canal Grande)は大小さまざまな船と優雅なゴンドラが行き交ういわば「メインストリート」。サンタ・ルチア駅からサンマルコ広場まで全長約4km、逆S字形にヴェネツィア本島をうねりゆく。 僕はヴェネツィアに着いて、まずサンタ・ル…

ヴェネツィア 目次

”海よ!ヴェネツィアは汝と結婚せり。永遠にヴェネツィアとともにあらんことを” こう唱えて市長が黄金の指輪を海に投げる。毎年夏のキリスト昇天祭のあとに行われる「センサの祭り(Festa della Sensa)」でのヴェネツィアの「結婚の儀」。 「水の都」「アドリ…

欧州列車の小話 ヴェネツィアへの道

ある年に僕は、フィレンツェからいわゆるイタリアの新幹線「ユーロスター・イタリア」に乗りヴェネツィアを目指しました。 花の都から水の都へ。ルネサンスの街からこの世にふたつとない海に浮かぶ街へ。 この列車、イタリアの有名な車デザイナー、ジウジア…

ヴェローナ小史

ヴェローナの起源は有効な史料がのこっておらず、先史時代からここに集落があったことはこの土地の出土品から推定されているそうです。不確かながら歴史を辿れるのは紀元前550年ころだとか。。 紀元前550年頃 謎?の民族ユーガネイの集落がこの地に発生 ユー…

ストラトフォード・アポン・エイヴォン

以前、イギリスの投稿をしたときに、ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford upon Avon)に少しだけ触れたのだけど、ヴェローナで改めてシェイクスピアに触れて、もうちょっと詳しくこの街に触れようと思いました。 シェイクスピアはこの街で1564年…

ロミオとジュリエット小話

ヴェローナ⇨シェイクスピア⇨僕の住む街。 演劇とバラの花が有名というか、盛んというか。そういうところです。 最寄駅を出ると、地面にこんなのが埋まっています。 シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」のジュリエットがバルコニーで囁く有名なセリフで…

ヴェローナ ジュリエッタの家

カエサル=シーザー(Caesar)、ロメオ=ロミオ(Romeo)、ジュリエッタ=ジュリエット(Juliet)。 イタリア語、ラテン語が起源のもので、英語になって日本に入ってくるものが今までもいろいろありますが、シェイクスピアによる「ロミオとジュリエット」はイタリ…

ヴェローナ 街を一望する

円形闘技場の脇、わずかに残る三層部の横から小粋な小径、マッツィーニ通り(Via Mazzini)に入ります。闘技場のあるブラ広場とエルベ広場を結ぶ落ち着いた佇まいいい小径です。 街の景色は2000年前の円形闘技場の姿に負けないくらい、周囲の家並みがまた良い…

ヴェローナ 古代ローマ円形闘技場

円形闘技場 (Arena di Verona) ヴェローナがローマ都市として栄えた紀元1世紀前半に作られた、25000人収容の円形闘技場。完成時期ははっきりした記録がないようだけど、ローマのコロッセオより数十年はやく完成したと言われています。この頃からローマ帝…