cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

建築

V,エマニュエレ2世記念堂 〜フォロ・ロマーノ界隈8

V,エマニュエレ2世記念堂 / Monuumento a Vittoriano Emanuele Ⅱ フォリ・インペリアリ通りの北の果てに、ヴェネツィア広場があります。そこには白亜の巨大な建物が聳えています。 これは1885年のイタリア統一を祝し、その立役者となったヴィットリオ・エマ…

オルヴィエトのドゥオモ

オルヴィエトのドゥオモ(Duomo di Orvieto; Cattedrale di Santa Maria Assunta)。Santa Mariaの名前にあるように、フランスで言えばノートルダム(Notre-dame)=聖母マリアを讃える聖堂です。 建立のきっかけは1263年に起きた「ボルセーナの奇跡」でした。ロ…

フィレンツェ9 ヴェッキオ橋

ヴェッキオ橋 (Ponte Vecchio) フィレンツェ最古の橋。 そのルーツは古代ローマ時代にさかのぼり、当時からアルノ川のこの場所には橋が存在していたと言います。その後ローマが衰退した後も、長い間ローマの石の橋脚に木を渡し、簡略な橋がかけられていまし…

フィレンツェ5 ジョットの鐘楼

ジョット鐘楼(Campanile di Giotto) 一見するとサンタ・マリア・デル・フィオーレと一体化した鐘楼のようにみえるのですが、独立した建築となっています。高さ84m、大聖堂のファサードと同じく色大理石の装飾で覆われた鐘楼です。この鐘楼建設を最初に指揮し…

フィレンツェ4 フィレンツェのドゥオモ

フィレンツェのドゥオモ(Santa Maria del Fiore 花の聖母聖堂) ヨーロッパではじめてのオレンジ色のクーポラ(ドーム,円屋根)は、今も昔もフィレンツェのシンボルとして、とてもよく空に映えます。旅から戻ってくるフィレンツェ人には故郷が近くであること…

シエナ 5 シエナのドゥオモ 内部

白と深緑の大理石が織りなす装飾はトスカーナ地方独特のもの。 シエナのドゥオモはそれがさらに強調されているように思えます。前にも書いたように白と黒(深緑)の色はシエナの歴史の中で生まれてきた希望と苦悩だと言われています。シエナのドゥオモに代表さ…

シエナ 4 シエナのドゥオモ

シエナのドゥオモ(Duomo di Siena)はシエナでもっとも高い丘の上にたっている。それもあってシエナのくすんだオレンジ色の街にあって、白いドゥオモはとてもよく目立ちます。 マンジャの塔から眺めた時は白亜の聖堂に見えたのだけど、近くで見るドゥオモは白…

ヴェネツィア26 リアルト橋

リアルト橋 (Ponte di Rialto) このあたりはヴェネツィアの中でも比較的海抜が高いため早くから人が集まった、いわばヴェネツィア発祥の地。洪水の少ない安定した土地には、早くから銀行や商品取引所が集まる場所となり、1264年にできた最初の橋は「富の橋」…

ヴェネツィア 7 ため息の橋(サン・マルコ広場)

ため息の橋 (Ponte dei Sospiri) ちょっと寂しげ、バロック様式のきれいな橋はドゥカーレ宮殿の脇にひっそりとあります。この寂しげな物憂げな様子は、ドゥカーレ宮殿内の法廷から牢獄へ直接つながる橋と聞けば納得です。 ふと吸い込まれてしまう美しいバロ…

ヴェネツィア 6 ドゥカーレ宮殿(サン・マルコ広場)

ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale) 9世紀ころに外敵からヴェネツィアを守る城塞として、また総督「ドージェ」の邸宅として建てられたのがこのドゥカーレ宮殿の始まり。やがて行政、立法、司法の機能を併せ持つヴェネツィア共和国の中枢として、歴代ドージェに…

ヴェネツィア 5 サン・マルコ大聖堂(サン・マルコ広場)

サン・マルコ大聖堂(Basilica di San Marco) 5つのクーポラをもつ独特なフォルムのサン・マルコ大聖堂。聖マルコ(新約聖書の福音書記者)を祀るこの聖堂は、ビザンチン様式を基本としながら時代を経てゴシックやルネサンス様式が織り交ぜられた、オリエン…

ヴェローナ 古代ローマ円形闘技場

円形闘技場 (Arena di Verona) ヴェローナがローマ都市として栄えた紀元1世紀前半に作られた、25000人収容の円形闘技場。完成時期ははっきりした記録がないようだけど、ローマのコロッセオより数十年はやく完成したと言われています。この頃からローマ帝…

ミラノ小話  憩いのドゥオモ広場

ドゥオモ広場の写真を見てネオンギラギラの一角のあるこの広場がどうにも好きになれなかった。なんかヘンテコな形をしたゴシックの王道とは違う大聖堂もどうなのか?まだミラノを訪れる前、これが僕のドゥオモと広場に対する印象でした。 でも、実際にミラノ…

ミラノ ドゥオモ瞬景

時々刻々変化していくミラノのドゥオモの景色を 朝のドゥオモ 大聖堂が朝日をバックにするシルエットはとても神々しい。 ヴィットリオ・エマヌエレ2世の像、その先にミラノを守ってきた聖母マリアの黄金の像 ドゥオモの尖塔の上にはたくさんの聖人が立ち、ミ…

ミラノ サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

Santa Maria delle Grazie ミラノ公に就任したガレアッツォ・スフォルツァがスフォルツァ家の菩提所としてドメニコ派の修道院と教会の建設を命じます。当時ミラノで活躍していた建築家ソラーリに設計を託し、ゴシック様式の教会として1466年に建設が始まり、…

ミラノ スフォルツェスコ城

ミラノの長い変化の歴史で何度も破壊と撤去の危機に遭いながら、奇跡的にその姿を現在に伝えることができた建物で、非宗教建築の中でもっとも貴重なものがこのスフォルツェスコ城です。「混沌のミラノ」その地勢ゆえに歴史に翻弄されたミラノにあって、激動…

ミラノのドゥオモ

Duomo di Milano / ミラノのドゥオモ 建設時期:1386〜1906 *「ドゥオモ」って? フランスで「ノートルダム寺院(Notre-dame)」という同じ名前の聖堂があちこちにあるように、イタリアでは「ドゥオモ(Duomo)」という聖堂を各地で見かけます。「ドゥオモ」と…

ルーアンとモネ

僕がルーアンを訪ねたのはルーアン大聖堂のモネを確かめたかったからでした。モネは1892~1893年の数週間をここルーアンで過ごし、30点以上に及ぶ「ルーアン大聖堂の連作」を描きあげていきます。 モネは1872年に「印象、日の出」を描いて以降、印象派として…

ヴェルサイユ

ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)は国王ルイ14世の嫉妬によって生まれました。 ときの大蔵大臣ニコラ・フーケ。その館であるヴォー・ル・ヴィコント城はバロック建築の傑作として誕生することになります。その完成度があまりに高かったため、ルイ14世…

パリ ギマールの花

エクトル・ギマール(Hector Guimard, 1867-1942) フランスで最初にアール・ヌーヴォー(Art Nouveau)建築を建て、パリで最も多くの人が目にするアール・ヌーヴォー作品を残した建築家です。 その「最も多くの人が目にする作品」がこのメトロの入り口。 当時ア…

エッフェル塔小話 夜の帳

初めてパリに来た時は真夏でした。 あの時、エッフェル塔の夜のライトアップをどうしても見たいと思って、僕はシャイヨー宮に行ったのです。 当時まだパリの夜が遅い(暗くなるのが遅い)ことを知らずにまだまだ明るい6時頃からシャイヨー宮の石柵のヘリに座っ…

エッフェル塔

1889年、フランス革命100周年に開催されたパリ万博に建てられたエッフェル塔。当時この「鉄の塔」はパリの美観を損ねるとして文化人、芸術家を中心にした猛烈な反対運動が起こったといいます。 そんな逆境の中、 多くの著名人たちの反対を押し切ってこの塔を…

エッフェル塔 目次

エッフェル塔(Tour Eiffel) 1889年、フランス革命100周年に開催されたパリ万博に建てられたエッフェル塔。当時この「鉄の塔」はパリの美観を損ねるとして文化人、芸術家を中心に猛烈な反対運動が起こりました。パリ万博の後20年で取り壊すことを条件にエッフ…

シャンゼリゼ界隈 凱旋門

「Arc de triomphe de l'Étoile」がこの凱旋門の正式名称です。 パリには4つの凱旋門があります。古い順にサンドニ門、サンマルタン門、カルーセルの凱旋門、そして一番新しく一番有名で、一番巨大な凱旋門がこのエトワールの凱旋門。 シャルルドゴール広場…

ルーブル美術館1 ガラスのピラミッド

ルネサンス様式の建物に囲まれたナポレオン広場。その中心に近代的なガラスのピラミッドがあります。「近代的なガラスの」なんですが、その形が古代の「ピラミッド」であるために不思議なほどの調和が生まれています。 1981年「グラン・ルーブル(Grand Louvr…

ルーブル美術館0 宮殿から美術館へ

1200年にパリ防衛上もっとも弱いところに築かれた砦がルーブルの建物の始まりです。最初の建物は現在のルーブルの東端クールカレと呼ばれる正方形の部分(シテ島側のポン・デ・ザールと繋がるところ)で、当時ラテン語で「ルブラ(Rubras)」と呼ばれていました…

ルーブル界隈 芸術橋 Pont des Arts

ポン・デ・ザール セーヌ川にかかる橋で、数少ない車の通れない人のための橋。木の床は優しく、歩いてとても心地よい橋。 この華奢な鉄のアーチの連続が見た目のとても繊細な印象を作ります。セーヌにかかる橋の中で最も美しく、絵になる橋だと僕は思うので…

パリ オペラ座とシャガール

僕はシャガール(Marc Chagall)の絵は好きだし、オペラ座の天井画「夢の花束」もとても好きだけど、バロック的であり古典主義的なネオバロックと呼ばれるオペラ座の空間にシャガールの絵は基本的には合わないと思う。合わないのだけど、パリのオペラ座だから…

パリ オペラ座

パリのオペラ座 / パレ・ガルニエ(Palais Garnier) 正式名称は「国立歌劇場」。オペラ座(Opera)というとパリの他にもあちこちに存在するので、このオペラ座は「パリの」としたり、「ガルニエ宮殿」と呼んだりして区別します。 ■背景1852年、ナポレオン3世が…

パリ オペラ座界隈〜マドレーヌ寺院

マドレーヌ寺院(Église de la Madeleine) この古代ギリシア風のコリント様式の神殿は、聖マドレーヌ(マグダラのマリア)を守護聖人とするカトリックの教会です。この外観はとても教会には見えません。 コンコルド広場からもこの現代に蘇ったコリント式神殿を…