cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

列車の旅

欧州列車の小話 フィレンツェへ

初めてのフィレンツェへはローマから電車利用しました。 ローマのテルミに駅からフィレンツェS.M.N.駅まで約1時間40分の距離です。 このフィレンツェの「S.M.N.」ってなんだよと思いながら列車に乗り込みガラガラのコンパートメントに入る。朝早かったのも…

欧州列車の小話 ヴェネツィアへの道

ある年に僕は、フィレンツェからいわゆるイタリアの新幹線「ユーロスター・イタリア」に乗りヴェネツィアを目指しました。 花の都から水の都へ。ルネサンスの街からこの世にふたつとない海に浮かぶ街へ。 この列車、イタリアの有名な車デザイナー、ジウジア…

欧州列車の小話 車内オペラ

ここで綴るのはスイスのツェルマットからミラノへ列車で向かった時の貴重な思い出です。 *失意のツェルマット ミラノへの出発の日、ツェルマットは朝から雲が立ちこめ、最後にマッターホルンの姿を見ることはできませんでした。結局ツェルマット3日間の滞…

イタリア小話 イタリアへの道

当時イタリアは治安の悪い国として知られていたので、いつも緊張感とともにイタリアへ入国していました。入国方法はその時々でいろいろ。空路で直接イタリアに入ったり、ドイツから、スイスから、フランスから鉄道だったり、車だったり。 *スパイが如く 初…

シャモニ小話 パリ発シャモニへ

パリ・リヨン駅から夜行に乗ってシャモニへ向かいます。 僕は夜行列車に乗るときにはいつも通路側の窓から顔を出して列車の出発を待ちます。列車に乗り込み自分のコンパートメントに荷物を入れたあと、毎回儀式のようにそうしてるんです。この出発までの駅や…

パリ小話 パリの駅

フランス語で駅のことを「Gare」といいます。パリには主要な国鉄(SNCF)の駅が6つ。それぞれ行き先が違い、趣も異なる駅がパリの中心部を避けて、街を取り囲むように点在しています。 北駅 Gare du Nord:フランス北部、イギリス、ベルギー、オランダへ 東駅 …

スイス レマン湖畔 〜ローザンヌ地下鉄

ローザンヌは坂だらけ。 湖畔のウシー地区と、丘の中腹というか、かなり上に位置する国鉄の中央駅までの移動は本当に大変。 そこでこの斜面をもっと楽に行き来できるようにと1877年にローザンヌ-ウシー鉄道がケーブルカーとして開通しました。その後80年ほど…

レマン湖畔小話 〜ニヨンから道草

僕はジュネーブやアルプスの観光客向けのリゾートとは違う、本当のスイスの姿を見たいと思ってニヨンから寄り道をすることにした。当時定番ガイドブック"〇〇の歩き方"に小さく紹介してあった「サンセルグ(St-Cergue)」という村に向かうことにした。 ニヨン…

スイスへ インターラーケン

nterlaken ブリュッセルからの夜行列車は午前4時にフランスとスイスの国境の街、バーゼルに到着しました。 これからスイスアルプスに向かうために、外はまだ真っ暗で本当のところまだ動きたくない時間なのだけど、ここで列車を乗り換えなければならない。う…

ドイツの小話 〜ドイツ人と日本人

ある年イタリアのヴェネツィアからミュンヘンへの夜行列車での話。 僕の入った6人用コンパートメントは、ヴェネツィア観光帰りのドイツ人のおばあちゃん達4人グループと一緒でした。 乗り合わせたこのドイツのおばあちゃんたち、列車に乗り込むのもベッド…

ミュンヘンの写真

これはミュンヘン中央駅で撮った写真。 夕方にホーエンシュバンガウから戻って、この後パリへの夜行列車に乗る。 夕日が差し込み駅舎と列車を夕空色に染めていたのがとても綺麗だったので。。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn…

欧州列車の小話 〜クシェット

ヨーロッパ旅行で安く効率的に移動するために、いつも夜行列車を多用した。そして大抵の場合「クシェット」という簡易寝台を利用した。寝てる間にたくさん移動して、朝起きると次の国の次の街へ、確か一晩2〜3000円と安く手軽に利用できたので、貧乏旅行には…