バイエルン
ある年イタリアのヴェネツィアからミュンヘンへの夜行列車での話。 僕の入った6人用コンパートメントは、ヴェネツィア観光帰りのドイツ人のおばあちゃん達4人グループと一緒でした。 乗り合わせたこのドイツのおばあちゃんたち、列車に乗り込むのもベッド…
urzburg ロマンティック街道の北の出発点。僕のロマンティック街道の旅の終着点。 ここまで訪れたロマンティック街道の街に比べかなり都会的で新しい街と感じたけれど、この街の起源は紀元前1000年といいます。ガリア人の集落がこの街の起源です。 8世紀には…
hotenburg ob der Tauber 2 僕は人混みが嫌いだ。 でも、きれいな場所には人が集まる。世界遺産の街ともなれば世界中から人が押し寄せてくる。僕自身もその一人な訳だし、それはどうしようもない。 そんなときどうするか。 朝一番に街に出かけます。 そんな…
hotenburg ob der Tauber 1 ローテンブルクは”タウバー川そばのローテンブルク”が正式名。”中世の宝珠”とも呼ばれるこの街はその名前が示すとおりタウバー川を見下ろす丘の上に10世紀に誕生しました。以来、これまで何度かの破壊の憂き目にあいながらも現在…
andsberg Landsberg am Lech(ランツベルク・アム・レヒ)「レヒ川にあるランツベルク」というのがこの街の正式名称です。 12世期にここに街が起こり、レヒ川のほとりに城砦が築かれてから沢山の人が集まりました。14世期初頭のバイエルンとオーストリアの戦…
ieskirche ホーエンシュバンガウから出発したバスは緑の原野を抜けて、小さな村外れに止まります。フュッセンの近郊、ここには世界遺産ヴィース教会(Wieskirche)があるのです。 ヴィース教会は18世紀中頃にツィンマーマン兄弟により建てられたバロック様式の…
omantische Strasse ドイツの街並は全般的には”近代的”で日本の街と似たところがあります。でも日本と違って、ドイツの街は都市部でも歴史的な建造物が多くが保存されていて、近代的な街の中に必ずと言っていいほど古い建物が大事に保存されています。 特に…
これはミュンヘン中央駅で撮った写真。 夕方にホーエンシュバンガウから戻って、この後パリへの夜行列車に乗る。 夕日が差し込み駅舎と列車を夕空色に染めていたのがとても綺麗だったので。。 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn…
ホーエンシュバンガウ城 ホーエンシュバンガウにあるもうひとつの城。 それがこのホーエンシュバンガウ城(1832-1836)。 実はこちらの城の方が歴史が古い。 ここにはもともと12世紀に建てられたシュバンシュタイン城という古い城があって、当時のバイエルン国…
「ホーエンシュバンガウのノイシュバンシュタイン城」 この長ったらしくて言いづらい、なかなか覚えられなかった名前。 ノイシュバンシュタイン城を知ったのは中学生の頃。まだ修学旅行先より遠くへ行ったことのなかった頃、ふと開いたヨーロッパ旅行のパン…
僕の貧乏旅行では優先順位がいくつかあって、その中で「食事」はかなり下にランクされていました。今思えば現地の料理をあまり食べなかったなんて「なんて勿体無い」と思うのだけど、当時の僕は食事にかける時間があるくらいならその分、好きな場所に長くい…
初めて旅したドイツの、最初の滞在地がここホーエンシュバンガウでした。 フュッセンからバスに乗り、シュバンガウの平原に出た時、窓越しに見えたはじめてノイシュバンシュタインに興奮冷めやらず、ホーエンシュバンガウの村に着いてバスを降りてすぐにでも…
山々と平原と湖のぶつかる場所、ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城の二つの城に挟まれた場所にホーエンシュバンガウの村があります。ホーエンシュバンガウはとても小さく、村の端から端まで1kmもない。その小さな村にたくさんの人がノイシ…
ノイシュバンシュタイン城のあるアルプスにつながる険しい山々が連なる側と対照的に、下の写真を撮った場所、こちらはひたすら平坦な牧草地が広がって、湖が点在します。ホーエンシュバンガウの村とノイシュバンシュタイン城は、ちょうど山々と平原の境にあ…
トレッキング外伝 この年、秋に訪ねたホーエンシュバンガウは天気が悪かった。 この辺り一帯に低い雲が立ち込めて、ノイシュバンシュタインに雲がかぶさるほど。 紅葉に色づきはじめた木の向こうに見えるノイシュバンシュタイン城も塔のてっぺんは見えない。…
「私はホーエンシュバンガウの古い城の廃墟に新しい城を建てようと思う… そこは見つけうる限り最も美しい場所です」 これはノイシュバンシュタイン城を建てた19世紀のバイエルン国王ルートヴィヒ2世(1845-1886)が、親交のあった作曲家ワーグナーに宛てた手紙…
いままで3回ホーエンシュバンガウに滞在して、毎回一度も欠かさなかったのがテーゲルベルクの山トレッキング。山歩きの途中で見るノイシュバンシュタイン城のながめが好きで、毎回必ず歩いています。 テーゲルベルクへのロープウェイ(Tegelberg bahn)乗り…
ホーエンシュバンガウを訪れる人には主に2つのタイプがあります。 ひとつはシュバンガウの山や湖などの自然を楽しむためにヨーロッパ各地から来る長期滞在者、もう一つはノイシュバンシュタイン城目当ての観光客です。人数としては圧倒的に後者が多く、その…
ノイシュバンシュタイン城へ行ってみましょう。 ホーエンシュバンガウの村はノイシュバンシュタイン城の建つ岩山の、まさに麓にあるので、小さな村のどこからでも城を仰ぎ見ることが出来ます。 この写真はホーエンシュバンガウの観光案内所からの景色。 ホー…
「私はホーエンシュバンガウの古い城の廃墟に新しい城を建てようと思う… そこは見つけうる限り最も美しい場所です」 これはノイシュバンシュタイン城の創造主である19世紀のバイエルン国王ルートヴィヒ2世(1845-1886)が、親交のあった作曲家ワーグナーに宛て…
白鳥の城 ノイシュバンシュタイン城のいろいろな姿を。 リュートを奏でる像。その向こうにノイシュバンシュタイン 村の真ん中辺からの眺めはちょうど城の後ろ姿になる。 僕はこの姿も結構気に入っている。 向こうに見える切り立った崖。あそこからの眺めも壮…
ミュンヘンをすり抜けても、毎回も行きたくなる場所。 多分世界で一番好きな場所。 それがホーエンシュバンガウ。 南ドイツ・バイエルンのアルプスの麓、この辺一帯はシュバンガウ(白鳥の里)と呼ばれ、ここホーエンシュバンガウは中でも一番山沿いに位置す…
ある年、ヴェネツィアからミュンヘンへいく夜行列車で僕の入った6人用コンパートメントにはヴェネツィア観光帰りのドイツ人のおばあちゃん集団とミュンヘン在住の日本人が一人。 この偶然乗り合わせて日本人の方に、ミュンヘンに着いたらでオクトーバーフェ…
初めて訪れたドイツの街がミュンヘンでした。 夜行列車で早朝にミュンヘンに着いて、眠い目をこすりながら街に出て辺りを見回したとき、周り中時計だらけで驚いたのをよく覚えています。 ミュンヘンはのべ回数で言えば今まで6回ほど訪れています。でもバイ…