cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

空と雲と ある一日

この日は朝から風が強く、風の強い日というのは空の様子から目が離せません。こう言う日の空は、ちょっとした隙にびっくりするような、息を飲むような姿を見せてくれるからです。そしてその姿はほんの一瞬で変わっていってしまう。

 

この日の昼休み、すこし港の方へ散歩に行きました。

上空で複雑に絡み合う気流は、こんな多彩な雲を作ります。綿のように、泡のように、規則的でもあり、混沌でもあり、直線も円弧もつくる。ひとつひとつの形を追っていくと楽しくなってきます。

こんな絵筆で描いたような、絵に描いたような雲も。

 

ここはコンテナ船の荷物を上げ下ろしする港。このあたりは数え切れないほどの色々とりどりのコンテナで溢れます。そしてそのコンテナを船に乗せたり下ろしたりする巨大クレーンが見えます。ほんとでかいんです。

 

夕方、空はすっかり落ち着いてこんな夕焼け空が広がりました。

夜の帷が降りてきて、街には灯りがともりました。

水辺の景色というのは、空が水面に反射してこれがまた綺麗です。波打つ水は空と同じくいろいろに光を反射して、多彩な表情を作ります。空と雲と、空を写す水と、ここからみる空や街の姿は飽きることがありません。何気なく、でもドラマチックな姿を見せてくれるこのあたりは、僕にとって、たくさんの欲求を満たしてくれるとても貴重な場所でもあるのです。

 

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