cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

空と雲と 初夏の阿蘇

地上の空が雲に覆われていても、雨が降っていても空の上に行ってしまえば雲を抜けて真っ青な空の世界が現れるんです。そして左側の窓側席を取ればかなりの確率で富士山を拝むことができる。

この日、関東も梅雨入りして関東周辺は厚い雲が空のかなり上の方まで覆っていて、しばらくの間、真っ白な世界をいくことになりました。富士山も分厚い雲に阻まれ見ることかなわず残念なフライトでした。でも大阪くらいまで来ると雲に覆われて地上は見えないけれど、いつもの空っぽくなってきました。下にはモクモクの雲の絨毯が広がっています。

そして飛行機は降下して雲の下に降りると、阿蘇山系が見えてきました。現役の噴火口の他にいくつもの噴火口後が見えます。そして阿蘇のほとんどを緑が覆っている。

阿蘇のこの一帯は、人の手によって草原が保たれているそうです。家畜を放牧して、春には野焼きをして新しい緑が芽吹くのを手伝います。ただ放っておくと森になってしまう大地を阿蘇に住む人々が代々ここを草原に保っているそうです。初夏はひたすら緑で覆われ、秋にはだんだんと黄金色に包まれていき、冬を迎える。そして春には野焼きが行われてこの辺り一帯は真っ黒になる。この真っ黒な様子はまた異世界を見るようです。

ミニ富士山「米塚」が見えます。空から見るとあんなに小さい。阿蘇を見ると地球のエネルギーの凄さと人間社会の小ささを感じます。人間が何を成そうと、地球がくしゃみをしたらその全てが吹っ飛ぶくらいのスケールの差を目の当たりにする感覚です。

 

 

家に帰って、庭でランプを灯して過ごします。ささやかながらここでも自然に触れることができるので、できるだけここで過ごしたいと思っています。でももう間も無く夏になると流石にそういうわけにも行かなくなります。

まだ夜が涼しい束の間のこの時期、外で過ごせる貴重な時間を噛み締めながら過ごします。

 

 

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