ルッカはもともと技術力に長けたエトルリア人の街として誕生。紀元前180年頃にローマの植民都市となりますが、ローマ人はエトルリア人の技術力を吸収して大きく発展していくことになるのです。
このルッカの市壁はこのローマの植民都市になったころから、存在してその後拡張、修復されて今に至ります。
楕円形に約4km、ルッカの街はぐるっと市壁に囲まれているのです。
駅から歩くとこのあたりからルッカの市街に入ることになります。
現在、市壁の上は散歩道となってます。幅広い道が緑豊かに続いていて、とてもいい環境です。
所々飛び出すこのあたり、かつては防衛の要衝として兵隊が詰めていた場所。いまではこんな風に木々が街を守っています。
この市壁の上からはルッカの街を見渡すことができ、くすんだオレンジ色の屋根の絨毯から、ドゥオモや教会の鐘楼がにょきっと飛び出している風景がみえるのです。
ルッカの街に入っていきます。