
今年も桜が咲きました。
ちょうどこの週末、僕の街の桜は満開でした。
毎年桜を見ると、「品格があって、華やかで綺麗だな」という思いと、この時期とても短い間に咲き誇り、散っていく姿が切なく、潔い。日本の武士のようでとてもかっこいい、僕もこういう風に生きたいと思うわけです。

また、この年齢になってみると、あと何回桜が咲くのを見ることができるかな、なんてことにも思いを馳せるようになってしまった。

ローマ帝国の五賢帝の一人哲人皇帝マルクス・アウレリウスが言ってました。
(前略)だから急がなくてはならない。なぜなら私達は一日一日と死に近付いているからだけでなく、この世界を把握する能力が、その前に消え去ってしまうからだ
だから、桜を桜だと認識して綺麗だなとか潔いなとか感じることができるのは、あと何回あるだろうなんて思ってしまう。人生何が起こるかわからない。もしかしたら、これが最後の桜かもしれない。

何が起こってもいいように毎日過ごしてるつもりだけど、本当にそんなことになってしまうと、困ると娘たちが言う。そう言われましてもね、確実に毎日死に向かっているわけだからね。

でもまあ、僕は120歳まで生きるつもりなので、そうだとするとまだ今まで見た回数以上に桜を見ることになりそうです。
ここでは春のリレーが、バトンタッチが行われます。やがて桜が散って、隣の欅が緑を芽吹き始める。もう何十年、何百年もこうやって春を繋いでいるんだろう。