
今日は人類史上初めて、核兵器が使用された日。
80年前の8月6日午前8時15分、広島上空で核兵器が、実験ではなく無差別殺戮のために使用された。

爆心地付近、唯一残った構造物である原爆ドームは「広島県物産陳列館」が元々の名前でした。チェコ人の建築家によって大正4年(1915)に建てられた洋館でした。
今でもその洋館としての作りが見て取れます。

この上空600mで原子爆弾は爆発し、広島の街は地獄と化しました。建物はほとんどが跡形もなく吹き飛び、構造物としての原型を残したのはこの原爆ドームだけ。爆風と熱線で多くの人々が死に、多くの人々が大火傷に苦しみ、また降り注いた放射線は長い長い時間をかけて、広島の人々を苦しめ続けました。

原子爆弾は国の首脳と科学者たちが自国の安全と自国の正義を信じて作られ、使用された。自国の正義が他国の何なのかは思いを馳せることなく。
近年巷では「〇〇ファースト」という言葉が横行するが、原爆が投下されたその時もこの「〇〇ファースト」のその先に原爆投下のボタンがあったと思う。

〇〇ファーストは結構だが、「〇〇」から外れた人々がそれによってどうなってしまうのか想像することをやめてはならない。
正義や自分とその家族のためを信じて行動した人たちを、今責めても何にもならない。

生き残った僕たちは、無念のうちに亡くなった人々の分も、その人々に恥じることのないように精一杯生きなければならない、と思う。
そしてこの戦争という狂気とそこで奪われた命のことを語り継いで、このようなことが2度と起きることがない世界を子供達に引き継いでいかなければならない。