近くを通りがかったので、通潤橋によってみました。するといつもは閑散としている駐車場は満車に近く、たくさんの人が通潤橋をみに来ていました。
実はこの時、今これから放水が始まる、そういうタイミングだったのです。
通潤橋へ続く道、大勢の人が放水を待ちます。
時間になるとアーチの中央から勢いよく放水が始まりました。これ雑誌などで見かける通潤橋の姿です。以前はどこのなんだかわからないけど、いつか行ってみたい場所、見てみたい景色でしたが、偶然にもようやくこの姿を見ることができました。
綺麗に、豪快に水が落ちていく様子はずーっと眺めていられます。そして水の音はいつまでも聴いていられる。
見事な放物線を描く放水は下の川の水面に映ってリングのように、橋のアーチとクロスするような姿はSFチックですらあります。でもこれは1861年に日本人が建てた橋。ローマの水道橋のようなアーチをもち、熊本城の石垣のような石積みがある日本の橋。
僕はこの橋にすっかり魅せられてしまいました。
夏が終わりもうすぐ田んぼの稲も刈り取られる。ついこの間、何も植えられてなかった田んぼが緑になったと思ったら、収穫間近なんて、時の経つことの早いことったらない。
また違う時間、違う季節にここに来て癒してもらおう。