cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

南フランス

南フランス 目次

コート・ダ・ジュールとプロバンス ニース、カンヌ、アンティーブ、エズ...名前を聞くだけでもため息の出てしまうこれらの街を含む地中海を臨む地方を"コートダジュール"、"紺碧の海岸"と呼ばれています。この一帯はニースに代表されるような高級リゾート地…

ゴッホ 目次

ゴッホを綴ったページ パリ編 cmn.hatenablog.com アルル編 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com オーヴェル編 cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.comcmn.hatenablog.com cmn.hatenablog.com

欧州列車の小話 〜フランス人と言葉

夜行列車で南フランスへ行くときのこと。 安く効率的に移動するために、いつものように「クシェット」という簡易寝台を使う。クシェットは一つのコンパートメントに両脇に3段、六人分の簡易ベッドがあり、シーツとぺったんこの枕だけ貸してくれる。一応ベッ…

南仏の小話 〜大きく彷徨う

あの年、ヨーロッパ入りした次の日にベルギーのブリュッセルから夜行列車で南フランスに入った。時差ボケと移動の疲れが残ったまま夜行に乗り、睡眠不足早朝、まだ人が動き出す前のアルルに到着してニーム、ポン・デュ・ガール、アヴィニヨンを回る予定を立…

南仏の小話 〜ニースの紺碧の海

僕は丘の上のシャガールを見た後、もう一度ニースの海岸に戻ってきた。 もう夕方、徐々にあたりが暗くなり始めていたその時に偶然見ることのできた地中海の姿が忘れられない。 暗く立ち込める雲の向こうに明るい空があり、海は手前のエメラルドから奥にとて…

ローマと南フランス

ゴッホを求めてアルルを訪れた年、僕は南フランスの街をいくつか周りました。当時はまだそれほど知らなかったのだけど、実は南フランスは古代ローマの足跡がとても多い。 都市国家として生まれたローマがイタリア半島を統一した後、ガリア(現フランス)に勢…

アルルの小話 〜アルルの女

「アルルの女」はゴッホがまだ黄色い家の前、アルルに来て最初に住まわせてもらったカフェの夫人、マリー・ジヌーを描いた作品。別名「ジヌー夫人の肖像」とも呼ばれる。 アルルの女 1888年 @オルセー美術館 とはいえ、ここに紹介するのはこの絵の話しでは…

アルルの小話 〜夕食にて

アルルでの最初の夜、僕は暗くなった街を歩き夕食をとれる場所を探していた。ゴッホが有名な街だけにアルルにはあちらこちらにゴッホの名前を付けたレストラン、カフェ、ホテル等、"○○・ファン・ゴッホ"というのが多い。 まず目に付いたのは"レストラン・フ…

アルルの小話 〜タイムスリップ

僕にはアルルの街での忘れられない思い出がある。 アルルの街の片隅にひっそり佇んでいる古代劇場の遺跡でのこと。 古代劇場はギリシア時代からある、半円形の舞台と扇型の観客席を持つ、主に演劇が上演される劇場で、アルルに限らず古代ローマの都市なら必…

ローマとアルル

僕はゴッホの足跡を辿りたくてアルルに来たのだけど、当時南フランスとローマの関係についていろいろ調べて、アルルはそもそもローマの街だということを知った。 今では僕の中で当然のこととなっているアルルと南フランスとローマの関係だけど、当時はまだ「…

ゴッホとアルル 〜ゴッホの足跡

アルルでゴッホの足跡を少し辿ってみる。 アルルでの宿はかつてあった黄色い家の裏手にあたるHotel Terminus et Van Gogh。ゴッホという名前のホテルを拠点に、アルルの街をゴッホの足跡を辿ってみた。 黄色い家 黄色い家の今と昔 ゴッホは1888年2月にアルル…

ゴッホとアルル 〜黄色い家とHotel VAN GOGH

僕は南フランスのアルル(Arles)に来た。 アルルはゴッホが日本の太陽を求めて、「芸術家のコロニー」を夢見て破れた場所。それがどんな場所なのかをこの目で見てみたかった。 僕は夜行列車で早朝アルルに到着して、駅から5分くらいのところにあるラマルティ…