サンタクローチェ教会 (Santa Croce)
アルノルフォ・ディ・カンビオにより、1294から14世紀後半にかけ、フランチェスコ派の教会として建設されました。建築様式としてはイタリアゴシックに分類されるらしいのだけど、内部は尖塔アーチに支えられたバシリカ風の身廊だったり、祭壇部分は完全なゴシック様式だったりとだいぶ色々な様式がミックスされた作りになっています。
ここに最初に教会が建てられたのは13世紀初頭のことで、最初のルネサンス人といわれる聖フランチェスコだったと言います。そしてフィレンツェの街作りを託されたアルノルフォ・ディ・カンビオによって1294年に現在の形へ建設が始まりました。
白大理石のファサードの完成が完成して現在のような姿となったのは19世紀になってから。
そして、ここにはイタリアを代表する各分野の超有名人たちがここに眠るのです。
詩人ダンテ、政治思想家マキアヴェッリ、科学者ガリレオ・ガリレイ、音楽家ロッシーニ、そして神の如きミケランジェロ。このことからここは、「Pantheon delle glorie italiane(イタリアの栄光のパンテオン)」とも呼ばれるらしい。
*ダンテの墓碑?埋葬はラヴェンナと言われているので記念碑?
*現地ガイドより抜粋
*政治思想家ニコロ・マキアヴェッリの墓
*現地ガイドより抜粋
*現地ガイドより抜粋
*ミケランジェロ・ブオナロティ
ヴァザーリによるミケランジェロの墓廟は超有名人の墓の多いサンタ・クローチェにあって、もっとも華やか。棺の上のミケランジェロの胸像を中心にミケランジェロの「神のごとき」才能を示す、「絵画」、「彫刻」、「建築」の像が並びます。中央上部にはミケランジェロが生涯愛したテーマ「ピエタ」の絵、墓全体をフレスコ画の飾り絵が覆うという、ミケランジェロをよく表した墓碑となっています。
1563年88歳、ローマにて生涯を終えたミケランジェロの遺骸は、彼の遺言によりフィレンツェに運ばれ、ここサンタ・クローチェに埋葬されました。