cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

小話 誰かの生涯

このブログ"cafe mare nostrum"の中で何人か建築家や芸術家、政治家の生涯を辿ってきました。歴史に名を残した著名な方々の人生を辿るのは、大袈裟に言えばその一生を追体験しているようで感情も移入するし、単純に勉強にもなります。そして毎度、僕はその人の生涯に触れる時、その人が亡くなった日を最初に記述したいと思うのです。なぜなら、その人が亡くなった時の様子はおそらくその人の生き様そのものであり、亡くなった直後に何が起こり、その後世の中がどうなっていくのかはその人が生前に何を成してきたかを表すものだから。

これから触れる人物はガイウス・ユリウス・カエサル。この人の死にざまも、とてもこの人らしくありました。そして死んだ後も、実にこの人らしかった。

 

この2カ月、街や建築や旅の小話といったcafe mare nostrumのメインストリームから少し離れて、古代ローマの歴史記述を続けています。なぜならローマの歴史がcafe mare nostrumの本質部分だから。

「なぜ?」を辿って興味の向くまま10年ほどの間に歩き続けた場所は、気づけばその殆ど全てが古代ローマに関わる場所だった。

その現代ヨーロッパに続く古代ローマのグランドデザインを考えたのがガイウス・ユリウス・カエサルです。Webでググれば専門家から普通の人までの星の数ほど溢れるほどの記述がある中、それでも自分流に描いて残したい。そんな衝動を抑えられず、これからカエサルを綴っていきます。

 

P.S. そして古代ローマの記述は帝政ローマをたどりながら、後にだんだんキリスト教の歴史とオーバーラップしていきます。そしてルネサンスへとスイッチしていきます。この後のローマの街の辿り方もそんなローマの歴史に沿うように展開していく予定です。

 

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