cafe mare nostrum

旅行の記憶と何気ない日常を

2024-01-01から1年間の記事一覧

空と雲と 雨柱 夏から秋へ

夏の雲はとても気持ち良いですね。 こんな立派な入道雲は「夏」を感じさせてくれます。でも、こんな立派な雲の下は激しい雨が降っている場合が多いのです。 入道雲の間に沈む夕陽はまた、とても神々しい景色となります。右も左も入道雲の下は雨の柱が見えま…

古代ローマ小話 真逆の二人

カエサルはアウグストゥスにとっては母の従兄弟=大叔父に当たります。寛容を旨として、誰とでも気さくに接し、ユーモアを絶やさない、ハゲの女ったらしで、エピキュリアン(快楽主義者)を貫いたカエサルに対して、アウグストゥスはといえば、真面目一徹。 風…

古代ローマ小話 アグリッパとアウグストゥス

トレヴィの泉につながるヴィルゴ水道をローマに引いたのは、アグリッパという人物。 アグリッパがヴィルゴ水道を引かなければトレヴィの泉は存在しなかったかもしれません。それ以前にアグリッパがいなかったら、ローマ帝国の歴史はなかったかもしれません、…

空と雲と 夕暮れ

田舎の夕焼けと都会の夕焼けです。 田舎は空がとても広い。山や川の自然の姿の中に、人工物といえば、道や田んぼや畑くらい。広く大きな空に散らばる雲を夕陽が染める。空全体がとてもとても心豊かにしてくれるものです。こんな表情豊かな空、今日もいい空を…

トレヴィの泉の夜

昼間は絶え間なくたくさんの観光客が押し寄せるトレヴィの泉。その盛況ぶりは夜も変わりません。 イタリアを初めヨーロッパの街の夜のライトアップというのは、どこもとても綺麗です。その建物やモニュメントの特徴を活かしたライティングは景色が綺麗の見え…

小話 空港で夜明かし その3

今午前4時47分 窓の外が明るくなって、僕が過ごしていた一角も、空港のあちこちで灯りがつき、騒々しくなってきた。空港が動き始めました。周りも起きて活動始めている。 隣のカップルも起きて、ヒソヒソ話してる。最初からそのくらいのトーンで話せばよかっ…

小話 空港で夜明かし その2

今午前3時40分。始発電車まで1時間半。 周囲はだいぶ静かになりました。大半の人が居場所を見つけ寝場所を確保して寝ています。子供は床が冷たくて気持ちいいのか、せっかく敷いてもらったタオルから大きくはみ出て寝ています。あっちの方からはゴーゴーとい…

小話 空港で夜明かし その1

今午前2時、僕は羽田空港にいる。 今日、いや今となっては昨日の夜に地方での仕事から空路戻って、本当なら今頃は家の布団でぐっすり寝てるはずだったのに羽田空港にいるのです。 出発地の空港で綺麗な夕焼けを見て20:30発の飛行機に乗り込むはずが飛ばず。…

トレヴィの泉 コインの行方

僕はどこに行っても必ず早朝の街を散策します。観光地であればあるほど昼間の大混雑を避けてゆっくり落ち着いて街や建物を堪能するためで、この日も早朝にローマの街を歩いてトレヴィの泉に来ました。街全体が博物館のようで、観光客で溢れかえる昼間のロー…

愛すべき仕事人 カッパさん

僕が出会ったとても印象深い人物、天才的エンジニアであり、僕のかつての師匠であった人のお話です。 それは僕が30歳にさしかかるころ。エンジニアとして先にも後にも「この人を追い越すことはできそうもない」と思っていた通称カッパさん。 年齢は3つ先輩…

愛すべき仕事人達 目次

僕は今まで、たくさんの人々と仕事をしてきました。その中には大変お世話になった人、僕の仕事に、あるいは生き方そのものに大きく影響を与えてくれた人、共に戦ってくれた人もいれば、ちょっと残念だけど僕にとっては良い経験にはなった人など、様々な人々…

トレヴィの泉 願いが叶う

トレヴィの泉といえば、泉を背にしてコインを投げ入れることで願いが叶う、という有名な言い伝えがあります。一体いつからどうやって「コインを投げると願いが叶う」ことになったのかは、はっきりした記録がないようです。 313年に皇帝コンスタンティヌスに…

トレヴィの泉

ローマの渋いレンガ色の建物に挟まれた路地を歩いて行くと、その隙間から目を覚ますような真っ白な壁が顔を出します。もう少し進んでいくと、それほど広くはない四角い空間が開けるんです。そしてその空間を囲うある一つの建物の壁には目の覚めるような白亜…

古代ローマ小話 謙帝ハドリアヌス

皇帝ハドリアヌス(在位117〜138年 CAESAR PVBLIVS AELIVS TRAIANVS HADRIANVS AVGVSTVS) 2000年ほど前の今日(138年7月10日)に皇帝ハドリアヌスが息を引き取りました。 五賢帝三人目の皇帝で、若い頃からギリシア文明に精通した文化人であり、政治、軍事か…

空と雲と 田んぼの水面

ある日の夕方の田園風景です。 風強く、雲がぐんぐん流れていく。そういう気持ちの良い空でした。 この土地は今が田植えの時期らしく、水田には小さな稲の苗が規則的に並んでいるのが見えます。 苗が植えられた水田に空と雲が写っています。 湾曲する稲の列…

小話 そして賽は投げられた

「賽は投げられた(Alea jacta est!)」 とは、ルビコン川を渡ることを決断したカエサルが、自軍の将校や兵士たちに向かって放った言葉です。 辞書で調べると意味は「決断した後は実行あるのみ」とあります。 僕は6/30をもって今の会社を退職して、7/1から新し…

小話 感覚する構造 後期

先日仕事を早めに切り上げて、近所の寺田倉庫でやってる企画展「感覚する構造展 後期 法隆寺から宇宙まで」をみてきました。今年1月にみた「感覚する構造展」の続編です。 最初に高さ4m近い法隆寺の構造再現模型がどーんと迎えてくれます。 その向こうに奈…

小話 東京駅の風景

東京駅で電車を降りて外を歩いたのは五年ぶり?久しぶりに東京駅周辺を歩いてみました。 たまたま今日はこんな場所で食事をする機会をいただいて、食事と一緒に外の景色を堪能することができた、貴重な時間だったのです。 こんな角度から東京駅を眺めるのは…

古代ローマ小話 トライアヌスの躍進

ローマ史上「全盛期」と言われる期間、その最初を担ったのが皇帝トライアヌス(CAESAR MARCVS VLPIVS NERVA TRAIANVS AVGVSTVS)。 トライアヌスはヒスパニア(現スペイン)属州に生まれた史上初めての属州生まれの皇帝となりました。生まれなんぞどこだって、…

空と雲と 珠玉の空の上

久しぶりに飛行機に乗り、空の上から空を眺めることができました。 そうしたら、過去に見たことのないような空の姿を見ることができました。 しばしの間、空の上から見た夕暮れ時の空の姿を。。。 何層にも重なる雲。 瀬戸内海の海と島々。 雲海 何も言葉が…

古代ローマ小話 皇帝ティトゥスの災難

皇帝ティトゥス(TITVS FLAVIVS CAESAR VESPASIANVS AVGVSTVS)はフラヴィウス朝2代目の皇帝として、紀元79年に即位します。ところが、その即位とほぼ同時にヴェスヴィオ火山の噴火、ローマの大火、疫病という未曾有の災害に見舞われ、逃げることなく対策に挑…

ちょっとローマ史10 帝政初期〜五賢帝の時代

古代ローマは王政から共和政、共和政から帝政へ長い歴史の中で国の政体を変えてきました。紀元前753年の建国から約250年は王政、そのあと約500年は共和政です。 ◾️王政から共和政へ 王政から共和政への変化は、王政の後半にいわゆる「暴君」があらわあれ、そ…

空と雲と ある一日

この日は朝から風が強く、風の強い日というのは空の様子から目が離せません。こう言う日の空は、ちょっとした隙にびっくりするような、息を飲むような姿を見せてくれるからです。そしてその姿はほんの一瞬で変わっていってしまう。 この日の昼休み、すこし港…

コロンナ広場

パンテオンから300mほど離れた場所に「コロンナ広場(Piazza Colonna)」があります。コロンナ(Colonna)とは「記念柱」のことで、ここには五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウス(CAESAR MARCVS AVRELIVS ANTONINVS AVGVSTVS)の戦勝を記念して作られた美しい…

小話 小さな訪問者

先日僕の会社に、小さな訪問者が現れた。 地上14階のオフィスに何故か、羽の色と模様がとても綺麗な蛾(が)。どうやってここまできたのか分からない。蛾だけど、放っておこう。せっかくこんなとこまで来たんだから、どうぞごゆっくり、好きなようにお過ごしく…

古代ローマ小話 暴君ではなかった暴君たち

コロッセオの落成式が行われたのが紀元後80年。そこに至るまでには様々な紆余曲折がローマにはありました。 カエサルが帝政ローマをグランドデザインして、その後を継いだアウグストゥスがローマ帝国とパクスロマーナを完成させ、アウグストゥスはカエサルの…

小話 バラのまつり

僕の街はバラの街。最寄の駅前はバラの花壇が線路に沿うように配置され、ちょうどバラの花が咲き乱れている。そして近くの公園では、「ばらまつり」が開催されていた。僕自身ばらまつりのバラを見に行ったのは三年ぶりになる。 この土日にばらまつりは開催さ…

ナヴォナ広場 不思議な形

ナヴォナ広場のこの不思議な細長い形、その理由はかつてここが戦車競技場(スタジウム / Studium)だったことによるものです。ここはかつて「ドミティアヌス競技場(Stadium Domitiani)」と呼ばれていました。 この競技場はもともとはカエサルが計画し、アウグ…

空と雲と 妖精と

今日は朝から風の強い一日でした。 どんよりした曇り空の一日と思いきや、夕方にさしかかる頃に空を見上げると、厚い雲はどこかへ去り、すっかり青空が広がっていることに気づきました。しかも北側の空には面白い雲がたくさん浮かんでいることがわかり、一気…

ナヴォナ広場 美しい広場

数あるローマの広場の中で、もっとも美しいと思われるのがここ「ナヴォナ広場(Piazza Navona)」。 パンテオンから300mほどの距離にある美しい広場です。 細長い広場はバロックの建物で囲まれ、3つの見事な噴水がバランスよく配置されています。写真の細長い…